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汚染DNA関連 マッカーナンさん、荒川先生 臨時マガジン

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#コロナ

コロナワクチンの汚染DNA量は欧州医薬品庁 (EMA) 基準値の500倍だった: methods and protocolsに掲載された論文から

コロナワクチンの汚染DNAについての研究が査読済み論文として発表されました。最終著者のJürgen O. Kirchner博士は2023年9月18日、ドイツ連邦議会の請願委員会でDNA汚染を公表しました。そして私も当時Kirchner博士のDNA汚染の報告をnote記事で紹介させていただきました。 このたび彼の実験結果が論文として発表され、実験の詳細についても公開されました。 今回解析されたのはファイザーコロナワクチンの7つのバイアルです。そのうち4つは期限切れのもので、

コロナワクチンの汚染DNAと有害事象

Kevin McKernan先生がコロナワクチンのDNA汚染を2023年の2月に初めて報告して以来、世界中の複数のラボから追試実験の報告が続いています。そして先日、カナダと米国の共同研究による追試実験の結果がプレプリントとして発表されました。McKernan先生も共同研究者として名を連ねています。 また、McKernan先生はこのプレプリントを自身のブログ上でも紹介しています。 ここで解析されたのは以下の12ロットのmRNAコロナワクチンから合計27バイアルです。 • モ

コロナワクチンのDNA汚染が危険な理由: 子ども達や親御さん、及びこの問題に詳しくない方へ向けて

今年の2月にケビン・マッカーナン (Kevin McKernan) 先生がコロナワクチンへのDNA汚染の発見を発表して以来、私はこの問題を非常に深刻なものと捉え、ブログ上でいくつもの関連記事を書いてきました。現在この問題は海外では大変重大なテーマとして取り上げられています。にも関わらず、日本ではコロナワクチン反対運動グループからも主だった問題として重要視する声は上がりません。ではそれは何故でしょうか? 一つには、遺伝子についての話が難しすぎるという事もあるでしょう。専門分野の

日本のコロナワクチンでも確認されたDNA汚染

2023年2月にKevin McKernan先生がコロナワクチンのDNA汚染を報告して以来、DNA汚染の追試結果が世界中から相次いでいます。 DNA汚染を検証する一連の実験の中でMcKernan先生は日本のコロナワクチンのバイアルについても実験し、その結果を含めた記事を自身のブログで2023年11月に報告しました。今回はその内容を紹介させていただきます。 オックスフォード・ナノポア (ONT) はDNAの断片化やPCR増幅無しに直接長鎖のDNAのシークエンスを解析できる次

なぜコロナワクチンが大量のDNAで汚染されているのか?

コロナワクチンのDNA汚染を発見したKevin McKernan先生の実験の本来の目的はmRNAの品質チェックでした。コロナワクチンの主成分であるmRNAの品質管理に問題がある事は以前から知られており、欧州医薬品庁 (EMA) からリークされたEMAの高官によるメール (2020年11月23日付け) の中でも既に指摘されていました。 コロナワクチン内の大量の不良RNA コロナワクチンはロット (バッチ) やバイアルによっては「不良RNA」が非常に多く、物によってはRNAの

続報 日本のコロナワクチンのDNA汚染

Kevin McKernan先生がコロナワクチンのDNA汚染を2023年2月に初めて報告して以来、約1年になります。DNA汚染は決して海外のコロナワクチンだけの話ではありません。日本のコロナワクチンにも共通した問題なのです。McKernan先生は日本から匿名で送られたワクチンについてさらに解析を進めています。その中にはモデルナのコロナワクチン、ファイザーのXBB対応ワクチン、第一三共の新しいコロナワクチンも含まれています。 DNA汚染のロット差が大きいのもコロナワクチンの特

コロナワクチン汚染DNAのヒト細胞株ゲノムへの統合

コロナワクチンの汚染DNAの問題の本質は、ヒトゲノムを改変する可能性です。この可能性を検証する目的で、Ulrike Kaemmerer博士は、MCF7およびOVCAR-3癌細胞株にコロナワクチンを投与する実験をしました。Kaemmerer博士から相談を受けたMcKernan先生は、これらの細胞株から汚染DNAを検出する実験を行いました。そして、癌細胞株ゲノムへの汚染DNA統合の最初の事例を自身のブログ上で報告しています。興味がありましたので、McKernan先生が同定したDN