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点滴療法って何ですか?

点滴なんてみなさん普段あまりされることがないですよね。
風邪をこじらせて治りが悪い時に点滴をしたり、あとは病気になって入院して点滴を受けたりすることがぐらいしか経験がないと思います。

自分自身も統合医療を勉強するまではそんな感じでした。保険診療で行う点滴はそういうイメージです。

しかし、統合医療を勉強し始めた時に、まず参加したのが点滴療法研究会というところでした。

知り合いの医師からのススメもあり参加したのですが、主に高濃度ビタミンC点滴を扱う研究会でした。
ビタミンC点滴を高濃度で体に入れることの重要性や必要性、実際の点滴の仕方などを教えていただきました。

高濃度ビタミンC点滴により、改善できるものとしてガン、慢性疲労、神経疾患、脳疲労、アンチエイジングなど様々なものに適応があります。

特にビタミンCは口から摂取しても最大5gが限界であり、それ以上を入れるためには点滴で入れるしかないのです。

当院で行なっているバイオレゾナンス検査でもビタミンCがかなり低下している人は点滴でしか十分に満たすことができません。ビタミンCが満たされてくると、体の疲労はなくなり肌もいい状態になるなどより健康的な状態になります。
だから、ただ年だから疲れやすいというのは実はビタミンCが不足しているだけのことが実に多いことか、今まで診療してきた中でわかってきています。
そういう方にビタミンC点滴を行なっていくと、年ということではなかったのだということに気づかされ元気になられ若返っている感覚を取り戻されます。

それ以外に、アルファリポ酸点滴、グルタチオン点滴、オゾン療法、NMN点滴療法、幹細胞上清液点滴など様々な点滴療法があります。

サプリメントなどの口からの摂取よりも点滴の方が効果的でかつ即効性があります。

その代わり、ダイレクトに血管に投与するためそれなりの注意点がありますが、そのあたりを熟知していればかなり安全性の高いものになります。

病気の改善だけではなく健康維持、予防のために点滴療法は統合医療の中で重要な位置を占めています。

ただ、血管から体内に入っていくものなので、内科的なことを熟知している医師のもとで行なっていただくことが重要かなと思います。

ちなみに私はもともと外科医ですが心臓血管外科医なので血管のことはもちろんですが、ICUでの管理など全身状態を把握したり内科的なことも熟知しておりますのでそのあたりはご安心ください。

点滴療法のそれぞれについてはまた別に記事に書きますね。


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