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日米夫婦。コロナ禍の国移動のリアル

67日間の夫婦生活

今私はワケあって縁もゆかりもない北海道に住んでいる。
親族も友達もいない。

私のパートナーさんはアメリカ人。
アメリカでお仕事をしている。

そのため、日本に旅行者ビザで来ても
滞在できる時間は上限90日。

彼が前、日本に来てくれたのは去年の6月。
6月9日に日本に着いて、
空港付近のアパホテルで隔離期間後、
レンタカーを借りて青森へ。

青森まで運転してきた理由は、
① 帰国者は公共交通機関を帰国から14日間
使用してはいけないため。
② 私が週末を利用してフェリーで青森まで
彼に会いに行くと伝えたからだ。

残念ながら、私が住んでいる北海道へは、
公共交通機関を使わずに海を渡れないため、
6月13日に青森に着いてからの11日間は
青森駅近くのホテルに自腹で宿泊。

この間、政府が作ったアプリで居場所のGPS追跡
に加え、行政の担当者からかかってくる電話で
行動を監視されていた。
電話はいつも同じ時間にかかってくるわけではなかったので、
シャワーをしていたり、お昼寝をしていて電話に出られなかった時
主人はとても緊張してたし、焦っていた。

この時も約4ヶ月ぶりの再会だったので
お互い早く会いたくてしょうがなかった。

決して14日間公共交通機関使用禁止や
不要不急の外出を避けるなどのルールを破るつもりは
なかったが、これらのルールを破った時にアメリカ人で
ある彼は、日本人のように名前が公表されるだけでは
済まないのだろうと私たちは考えていた。

そんなこんなで、
6月23日やっと、公共交通機関、
北海道へのフェリーに乗れる日になり、
私たちは再会することができた。
126日ぶりの再会だった。

コロナ禍の国移動のリアル

カリフォルニアの家から北海道まで door to door は実に16日。

出発前の書類の用意にかかる時間 気分は∞
羽田で抗原検査、指定ホテルへの振り分けにかかる待ち時間 気分は∞
羽田から青森のまでの運転 10時間
コロナに便乗してぼったくりまくりのPCR検査 500ドル
サンフランシスコから羽田まで 2200ドル
羽田からのレンタカー代とガス代 15万
青森でのホテル代 10万
青森から函館までのフェリー 2.5万

これほどまでに彼の貴重な時間、体力、お金を使って
会いに来てくれることに感謝の一言では表せないほど
感謝している。

ちなみに彼は鼻に棒を突っ込まれるのがとても苦手だ。
日本に来る時と日本を出る時の最低2回
これに耐えなければいけない。にも関わらず
会いに来てくれることにも忘れずに触れておかなきゃいけない。

コロナ以前に比べて、体力もお金も時間もないと
国と国の間を行き来できなくなったしまった。

164日ぶりの再会までもう少し(嬉)

こうして、やっと会えた私たちだが、
67日間だけ夫婦生活をし、8月下旬に彼は帰国した。

そして、明後日彼は日本に到着する。

オミクロン株流行により多数のフライトのキャンセルにより
飛行機のチケットの値段が非常に高騰している。
通常、サンフランシスコから羽田への直行便は2000ドル前後
だが、今回はエコノミーでも4950ドルが最安だった。

今回もまた、彼の貴重な時間、体力、お金を使って会いに来てくれる。
現在は原則、外国人が入国できないためコロナ以前の旅行とは
違い、必要な書類がたくさんある。
飛行機に乗ってからも書類の山だ。
少なくとも10回は名前を書くことになる。
公共交通機関の利用に関しては誓約書も必要だ。
出発の何日も前から、書類の不備があれば成田で追い返される
悪夢を見るなどと、半端なくストレスフルな旅だ。

感謝しているのはもちろんのことだが、
途方もくれるような準備をして
わざわざ会いに来てくれるこんな素敵なパートナーさんは
他にいるのだろうかとよく思う事がある。

隔離期間に関する情報も日々更新されており、
つい先日12月30日カリフォルニアからの入国者への隔離期間が
3日から6日に変更になり、PCRか抗原検査が隔離期間中
2回行われることになった。

また会える日が少し遠のいてしまった。

同じフライトにコロナ陽性者が出た場合は
6日ではなく14日間の隔離になる。
多数のフライトキャンセルのため、
当然1つのフライトに乗る人数は多くなる。
1人も陽性者が出ないなんてほぼあり得ないのだろう。

会える日は更に遠のいてしまうのだろうか。

米国のコロナ感染者状況

確認されたコロナ感染者数の比較 青がアメリカ、赤が日本


アメリカで感染爆発しているのがひと目で分かる。

こんなにも感染爆発をしている国から人を入国させるなんて
政府の対策が甘すぎるとご立腹の方も大勢いるでしょう。

アメリカ人はマスクを着ける習慣がないから感染爆発している
のではないかなど、思う事は色々でしょう。

コロナ禍で、色々と息の詰まるような思いをされている方
がたくさんいて、生きづらい世の中になってしまいました。

この時期に、海外から入国する人を温かく受け入れてください
とは言いません。
でも、今日本へ入国する人達にはきっとそれぞれの事情があるのでしょう。

今回は
たまたま、オミクロン株大流行の最中の入国になってしまいました。

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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Moet




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