2024/04/26 週報Vol3 「サポート付き高齢者住宅」「人は失敗する」
みなさんこんにちは、早速3回目の週報を投稿し忘れるという失敗をしました。週報を流し始め
て、三週間がたちましたが、得にストレスなどなく、この記事を投稿していまいしたが、やはり
「習慣」となるには時間がかかります。人は必ず失敗する。でもなぜ失敗したのか?それは
「チャレンジ」したからです。週報を開始したそもそもの意味は「少しでも医療法人全体に私が考
えている事や目的」を伝えるためです。目的は「継続する」ことではなく、考えを「伝えること」なので、その目的が達成されればいいのです。
さて、本題に入りますが、サポート付き高齢者住宅に医療法人丸岡医院はここ10年で投資してき
ました。その投資が少しずつ回収時期となり、経営の安定化につながっています。決して利益が出
やすい事業ではないですが、それでもこの事業を行う理由は「地域の医療インフラを担う」とい
う医療法人丸岡医院の使命を全うするためです。これは綺麗事ではなく「誰かがやらなければい
けない」仕事なのです。あまり、行政の批判などはしたくはありませんが、今年起きた「能登半
島地震」でも「地方不要論」などが噴出しました。失われた30年と日本を酷評する方々も多いで
すが、昨今の円安が「失われた40年の幕開け」などとさらに暗い未来を予想する声もあります。
そんな先行きの見えない、超高齢化社会に突入する日本の中で、いち早く高齢化が進む地方はあ
る種「姥捨山」のように見捨てられる可能性もあるのです。そんな時にどうやってこの地域を守
るのか?といえば「自ら強い組織を作る」これに尽きるのです。行政に頼ることなく、医療法人
として強い組織を作る。そのためには経営の安定性とともに「そこに所属するすべての人材の長所
を伸ばすこと」だと僕は考えています。一人一人は不完全な人間でもできないことや苦手なことを
補い「組織全体で強くなること」を目指すことです。
そこでわかりやすい二つの財務と理念の共有をさせていただきます。医療法人丸岡医院としての
①財務方針は「売り上げ高2ヶ月分の現金を貯めること(約2億円)」
②行動理念は「自分の家族を入所させたい施設にする」
この二つを意識して今期の一つの指標としていただけたらと思います。そう言った明確な目標を持
ち、共有していくことで組織はかならず強くなっていきます。
今回医療法人丸岡医院が培ってきた30年余りの歴史が大きな信用となり、そして若い世代の様々な取り組みが「未来への希望」となっています。それは決して大袈裟ではなく、自信を持って言い切ることができます。その理由はというと「金融機関が融資してくれる」という点です。今回山居町に52名居室数を持つ高齢者住宅(住居型 有料老人ホーム)を令和6年度事業として建設します。そこでおよそ9億円の融資をお願いし、現在稟議を上げていただいております。昨今の建築費高騰の煽りをもろに受けてしまい、当初6億3千万の融資をお願いしていましたが、上方修正となっていますが、それでも収支を合わせれているのは僕がステルスグループ株式会社で行なっているコンテナハウス建築の技術を取り入れたからです。昨年3月にベトナムへ渡り、革新的な建築法を自らの手で行えるように交渉しコンテナハウス自社工場ラインを作ることに成功しました。そのおかげで相場の半額以下でのコンテナハウス建築が可能となりましたし、コンテナを使用することで、30~40年後に高齢者施設が不要なった場合に「分解して持ち運べる」ような工夫がされています。従来工法であれば「壊す」という選択肢しかなかった建築物が「また別の目的に使う」「場所を移動させることができる」という木造やRC造にはなかった「第3の選択肢」として活用することができるのです。このように本来であれば医療法人丸岡医院に莫大な建築費がかかるようなものでも、工夫次第では価格を抑えた建築が可能となり、その結果「入居費+食費で月額8.5万円」という格安な施設を提供することが可能になるのです。
「建築コストを下げる=儲けをだせる」ではないのです。建築コストを下げることで出た利益は
「高齢者の入居費や食費を下げる」ことにあてる。医療法人は適切な介護や医療を提供すればそ
れで事業としては成り立つことができます。
そこが我々の強みなのです。地域のインフラとしてこれからも地域に根ざして、強い事業を作るためにはこうやって企業努力を重ねて、目先の利益を取るのではなく、長く事業を続けることに価値があります。これは大切な雇用を生み出し、自分たちの子供や孫が、この地域で豊かに暮らす基盤をつることにもつながっていきます。
このいい循環が行政に頼ることなく健全に経営されていく組織の理想系だと僕は思います。そのためには僕がベトナムで工場ラインを作ろう!としたようにみなさんぜひ「失敗を恐れないチャレンジ」をしてください。少なくとも「失敗を批判するだけ」の組織にはならないようしてください。ネガティブなパワーは何も生み出しません。愚痴や批判がもし出るようなら、いつでも僕に声をかけてください。一緒に解決策を探させて欲しいです。これまでの30年間を着くてきた理事長をはじ
め、理事の方々に感謝をしながら、これかの30年間をこれまで以上に最高の30年間にしてい
くためには?を一緒に考えていただけるととても嬉しく思います。
医療法人丸岡医院 理事 丸岡悠
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