アスケンの女と己の食欲どちらを取るのか?

究極の選択

「あなたの前には今選択肢がある。夜中から鶏もも肉を食べて一日の栄養バランスをすべてぶち壊すか、丁寧な食事(笑)をしておとなしく眠りにつくか」

俺の目の前には、あたかも究極の選択のように二つの皿を差し出してくる女。俺の答えは一つ。どちらも同時に達成すればいい!

食らえアスケンの女!

夜に重ための食事をするための心得

さて、予告の通りこの日はヨーグルトを抜いて代わりにチーズで代用が出来るかの試験も行っていた。
というのも、ヨーグルトは嫌いではないが毎日食べなくてもいいならそれに越したことはないな、という感じで、職場の嫌な先輩みたいな存在だからだ。別に無能ではないし上手く付き合いたいけど顔は毎日見たくない。

が、これは俺を思わぬレベルで苦しめることになった。

結論から言うと、朝をコーンフレークだけにすると、カロリーが圧倒的に足りなかった。ヨーグルト、恐るべし……。

久しぶりにレシピ紹介のコーナーをしよう。野菜不足の時に鍋一つで作れる任意のトマト煮込みだ。

トマトの任意煮込み(2人前)

・白菜(1/4)
・ぶなしめじ(1パック)
・ピーマン(2個)
・人参(1本)
・エリンギ(2本)
・トマト缶(400g)

全部の具材を切って鍋に入れてトマト缶の中身をぶちまけて20分中火で煮る。以上!

これは本当にお勧めのレシピで、ハンバーグを入れても良し、チーズハンバーグを入れても良し、しゃけハンバーグを入れても良し。ああ、勿論何かのお肉を入れてもいい。

ポイントは放置できることと野菜を一通り食べられる事、そして冷ご飯を放り込めばリゾットになることだ。

この日はレンチンしたご飯にかけて即席リゾットにした。なお塩は減塩の為に入れていないので、虚無のトマト味だった。読者諸兄におかれては健康ならば適当に塩を入れるとなおよい。不健康者は、まあ、その。一緒に苦しもうな。

これで終わりならば良かったのだが、なんと。朝にヨーグルトを抜き、昼にカルシウム対策でうどんをじゃこおにぎりに置換した結果、カロリーとタンパク質が圧倒的不足した。間食で一本満足バーを補給してどうにか基準をクリア。

結果は?


アスケンの女……。

思ったより、大変だった……。いくら朝ごはんに万能で頼れる無限に食べてもいい一生ついていきますパイセン!な食品であるヨーグルトを抜いたとはいえ、脂質を余分に取るために肉類を抑えたりして調整した結果、いつもの1.5倍くらい食べた気がする……。なあ、アスケンの女。これがお前が目指し、俺の戦いの果てにある、減量なのか……?俺は、本当に健康になっているのか?

不信感が募り、俺は一つの決断を下した。

マグネシウム風呂に入ろう。



いや、別に信じてない。特に効能がないことは科学的に立証されている。だが、痩せるらしい。というか痩せた人がいるらしい。

ということは、俺も痩せるかもしれない。多数のサンプルで優位さが出なくても、俺の体には聞くかもしれない。そんなわけで体重計を買って来た。

これからは夜寝る前に体重を量り、日記で記録していこうと思う。

62.45 kg

アスケンの女、見てろ。お前と併用することで健康になっていくからな。

なお、今回の件から見ても殿堂入りレシピを崩すのは容易ではない……。そろそろ別の戦略を考えた方がよいかもしれない。

(続く)

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