見出し画像

【正月太り対策で大切なこと】

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
年末年始のお酒やお節、年越しそばやお雑煮などカロリーの高い食事と運動不足で起こるのが、体重増加。

年明けキャンペーンとして様々なジムが「正月太り対策」などを謳っていますが、正直なところ、運動で体重調整は出来ません。食事内容や量を一切変えずに運動だけを変えても体型や体重に変化は無いと思って下さい。

逆に言えば、食事内容や量を意識することで、ジムに通ったりトレーナーに指導を受けなくても、体重調整は可能です。

とは言え単なる食事量制限や断食では、逆に食欲が亢進し余計に食べてしまいますし、体脂肪だけで無く筋肉を減らしてしまうリスクもありますので、オススメしません。適切な食事調整を意識することが大切です。

まずは糖質(甘い物、デンプン)を減らし、蛋白質や野菜を増やすことです。
可能であれば、主食(糖質):主菜(蛋白源):主菜(植物主体の料理)=1:1:1(容積比)を目標にします。
より厳格にやりたい人は、食事に含まれる脂質量(g)と糖質と蛋白質を足した量(g)を1:1に近づける様にしましょう。
食べる量については、理想体重(身長(m)の二乗×22)×30(kcal)を目安にした上で、体重の変化を記録して増えるのであれば食べ過ぎなので量を減らし、目標体重まで減ったら維持できる量を確認します。

起きている間に食べない時間を作るのも、インスリン抵抗性を改善させますし、腸内環境や消化吸収力の改善にも役立ちます。
16時間を目安にすると良いですが、14時間でも十分効果が出ることが分かっています。食べて良い8-10時間などの間は、上記のバランスさえ気をつければ、食べたい量を食べても大丈夫です。もちろん体重変化に合わせた調整は必要ですけどね。
生活リズムに合わせて、朝食を抜く様な形にするか、夕食を早めに軽めにする様な形にするか、なども自由にしてもらって良いと思います。

運動はやっても良いのですが、あくまで筋肉量を調節して体型を改善させる目的で行いましょう。改めて書きますが、運動だけで体重調整は出来ません。

より詳細なアドバイスやサポートが必要な方は、健康顧問医師契約などを考慮して下さい。単回の健康相談でもお役に立てるかと思います。

高額な保険診療外の検査を強制したり、高額なサプリメントの継続購入契約を強制する様なことはありません。むしろどの様な選択をするかは相談者の自由ですし、あなたがご自身で自分に合った最適解を見つける為の支援をさせて頂くサービスですので、ご安心ください。

病院でご自身やご家族が受けた病気や治療の説明について、いろいろ調べてみたけど良く理解できない、と言う方向けに、「医療情報理解支援サービス」も受け付けています。セカンドオピニオン外来の代替では無く、あくまで相談される方のご理解を支援するサービスですので、あらかじめご了承下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?