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村上春樹さんがオススメする21冊

村上春樹さんの著書はほぼすべて読み尽くしてしまったので、これからは彼がおすすめする本や彼が翻訳した本を読みたいと思っています。

今回は、村上春樹さんが様々な媒体でオススメしていた本をまとめたので、ご紹介します。

はじめに


村上春樹さんの翻訳した『グレート・ギャッツビー』のあとがきに、次のような記述があります。

もし『これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を三冊あげろ』と言われたら、考えるまでもなく答えは決まっている。この『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』と、レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』である。

中央公論新社『グレート・ギャツビー』

また、村上春樹さんはこうも述べています。

「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。」

村上春樹

したがって、以下3つから紹介した方がよさそうです。

カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟は新潮文庫のほうで私は読みました。
100分で名著の解説を参考にしながら、なんとか読み終えたというのが率直な感想です。途中で難解な部分もあり、読むのが大変でした。
光文社の方は、読んでいないのですが、新しいので、読みやすいと好評のようです。


グレート・ギャッツビー

私は1年前くらいに読みました。
読後には、ある種の虚無感のようなものを感じました。
ネタバレしたくないので、これ以上何も書かないことにします。

ロング・グッドバイ

これも村上春樹さんの翻訳です。持っていますが、まだ読んでいません。

おおきな木

これも既読です。私は”少年”のように振舞ってはいまいか、と考えさせられる大人の絵本です。「親孝行しなくちゃな」と思いました。
絵本ですので、10分あれば読み終えることができます。

ミレニアム

世界的に大ヒットしたミステリー小説です。
村上春樹さんも面白くてはまったとのこと。
私も読みましたが、ワクワクしながらページを進めましたね。

私を離さないで

ノーベル賞作家、カズオイシグロさんの代表作です。
村上春樹さんは、カズオイシグロさんのファンで、新刊をいつも楽しみにしているそうです。
本作品は私はずいぶん昔に読みました。
完全にネタバレがダメなタイプの小説です。
購入前に他人のレビューは見ないことをお勧めします。

日の名残り

同じく、カズオイシグロさんの代表作です。
本作品も私は読んだことがあります。
古き佳き時代の英国紳士とその執事の物語です。

ゴールドフィンチ


村上春樹さんが夢中になった小説だそうです。
美術館爆破テロ――少年は母を失い、1枚の小さな名画を持ち去った...

キャッチャーインザライ


村上春樹さんが高校時代に読んで感動したという本です。
ご自身で翻訳されています。
『ライ麦畑でつかまえて』(野崎孝訳)というタイトルで長いあいだに日本でも200万人に近い読者に愛されてきたアメリカの青春小説。

最後の瞬間のすごく大きな変化

17篇の短編集です。
村上春樹さんの翻訳です。
「ペイリーの作品にはとっつきにくいが、じっくり読んでいくと、生き生きとした面白い小説世界がある」と村上さんは述べています。

呪われた町

「密度の濃い緊迫感があって、結末は相変わらず暗いものの、後味は決して悪くない」と村上春樹さんは評します。

シャイニング

ストーリーはジェットコースター的な凄みを帯びていて、キングはモダン・ホラーの王者へのし上がった、と村上春樹さんはべた褒めです。

極北

村上春樹さんが翻訳した英国発の話題作です。

冷血

カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件のノンフィクション・ノヴェル。

ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤

アメリカ開拓時代、少年はインディアン討伐隊に加わるが――。暴力と野蛮と堕落に支配された荒野を描いた、米文学の巨匠の傑作!

すべての美しい馬

現代アメリカ文学の巨匠コーマック・マッカーシーの<国境三部作(ボーダー・トリロジー)>の第1作。1992年の全米図書賞と全米批評家協会賞をダブル受賞しており、映画化もされている。村上春樹さんは、「ぜひ原文に触れてほしい」と言っています。

日はまた昇る

革袋でワインを飲んでいるシーンがあります。村上春樹さんも本書を読むとお酒が飲みたくなるそうです。

心臓を貫かれて

何が兄の中に殺人の胎児を生みつけていったのか? ―四人兄弟の末弟が一家の歴史に分け入り、衝撃的な「トラウマのクロニクル」を語り明かす。暗い秘密、砕かれた希望、歴史の闇から立ち現われる家族の悪霊…殺人はまず、精神の殺人からはじまった。村上春樹渾身の翻訳ノンフィクション作品。

黙約

村上さんが「ハマった本」だそうです。
緑の蔦に覆われた大学の古い建物、深い霧に包まれる森。大学に編入した主人公は、古代ギリシアの世界に耽する学生五人と知り合う。そしてある夜、祭の神秘を再現する熱狂の中で凄惨な事件が起こった。『罪と罰』を彷彿とさせる傑作長編小説!

夜はやさし

村上さん曰く、同作者の『グレートギャッツビー』に引けを取らない作品だそうです。

ジム・スマイリーの跳び蛙: マーク・トウェイン傑作選

柴田元幸さんが厳選した13編の新訳です。

おわりに

以上で21冊の紹介を終わります。
私もほとんどが未読なので、読んでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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