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荒木画伯は永遠の命を手に入れた

「ジョジョ風に男性外科医を描いて」

たったこれだけの指示をChatGPTにお願いするとそれらしい絵を描き出します。

荒木飛呂彦先生のコンテンツをAIが解析して新たな作品を創作するのです。

たとえば作家のエッセイなどもAIに学習させるとその人が喋りそうなことを創作することも可能です。

もちろん対話することも。作家の死後、作家と対話することができるのです。本人と対話していると完全に錯覚できるでしょう。

これって精神世界をインターネット上(第三世界)にコピーしたようなもの。だからその人の精神は身体が滅んだとしても生き続けるのです。

アート作品はそのクリエーター自身の生い立ち、体験すべてを内包します。AIが生み出す作品にもそのクリエーターの人生が詰まっているのです。

つまりは荒木飛呂彦先生は永遠の命を獲得したと言えるのです。(極論)

一方、悲しいのはクリエーターの身体に宿る"精神"は終りを迎えるのです。精神が転送されて自分がその世界に移動するのではなく、コピーした上でオリジナルは抹消されるのです。

さて、クリエーターはこれをどう思うでしょうか?自分の死後も自分の虚像が作品を生み出すということ。人と対話するということ。(自分の知らないところで)

想像するとちょっと怖いですね。

そう考えると私のコンテンツは私の死とともに抹消したいという感情も生まれます。

あなた自身の作品が残るだけでなく、あなたの虚像が作品を作り続けたとしたらどう思いますか?

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