顔の老化10年分の変化を高解像度写真で見た
10年ぶりに会って診察した患者さん(50代)
こちらは覚えているけど向こうは私のことをあまり覚えていない様子…(アレ?😅)
10年前の記録写真を引っ張り出した。
まぶた治療を専門に始めて以来15年、ず~~~っと一貫して一眼レフカメラで患者さんを記録している。
顔全体を一枚におさめて。最高解像度で。ほぼ同じ画角で。
高解像度の画像をながめて10年間のギャップを噛みしめる。
なんだろう。。。
一体この10年間にあなたは何を経験したの?
どんな苦労をしたの?
胸の奥から湧き上がってくるモゾモゾするもの。
告白すると、黒くうずまく負のエネルギーを感じていた。
こんなに、こんなに加齢で変化するものなの??(泣)
高解像度の写真は残酷なまでに真実を描き出していた。
老化。
それはこの舞台から退場する準備なのだろうか。
一方子供を診察していると、その成長ぶりに驚く。
単に大きくなるのではない。精神が成熟していく様がわかるのだ。高解像度の写真に如実に現れる。
わずか一年で顔に「頼もしさ」が刻まれていく。
若い人にバトンを渡すということかあ。
「加齢」なるものを字面では理解していたつもりだったが、まだまだ受け入れる準備ができていなかったらしい私。
少なからずこころに傷を負ったものの、やがて心が落ち着いた☺️。
気がつけばむしろ清らかに澄んだ気持ちを手に入れた気分。
ああ、あと面白いことも発見した。
なるほど、40代にも「若さ」が満ちていることが分かったのだ。同一人物の50代と比較すればね。
そう、だから50代にも若さがあるはずなのだ。もちろん60代だって。
今この瞬間が「自分に残された人生」にとって最も若くエネルギーに満ちているのだな。
今を精一杯に生きて若い世代にバトンを渡そう。
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