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皆が重加工する世界になったコスプレ写真の行く末は・・・(虚)

今回の文章は感情的な総括です。だいぶ毒吐きしているので、その点はご了承ください。(毒レベル7くらい?)
ある程度「論」にまで磨いてみたつもりのものは、以前の文章をご覧ください。(最後にリンクを載せます)

「これは最高の出来だ!」と思ってレイヤーに渡したデータが、一瞥もされずに放置される時に虚しさを覚えることは、全コスカメコに経験があるんじゃなかろうか。そしてそのレイヤーが掲載するは、結局のところ、超がつくほどの重加工写真か、お抱えのカメコの写真のみ。もしくは、本人とは別人レベルに加工された自撮りに近い写真ばかり。
あなた、そんな別人みたいな写真ばっかり載せて虚しくないの?素はいいんだから、せめて自分の面影が残るくらいの加工にしておきなよ・・・。

自分は、コスプレイヤーの写真を撮るカメコです。ただし、写真はそこまで深い加工をしません。ある程度本人の雰囲気も大事にしたいと思っています。
そして、コスプレーヤーがみんな自分自身の面影もなくなるくらい重加工するような世の中になれば、もはやノイズだらけで個人個人の持つ良さなんて判断できない世界になってしまうんじゃないか、と思ったことがあります。
こういった世間(もしくは業界)に感じる価値観の乖離は、なんとかして埋めたいところです。私が世界を変えることはできませんが、何かしらの対策が必要だったり、新しい時代に残るための手がかりを探す必要を感じていました。

全員がそうではないのですが、一部のレイヤーさんたちは、似てもにつかない重加工ばかり載せている。その行為は虚しくないのか? そう思って、「コスプレ写真と重加工」をテーマに、何か今後のカメラ活動の洞察に生かせる何かを得られるのではないかと思い、論として掘り下げることにしました。
当人たちは、「みんな加工しているから」「今は加工するのが当たり前だ」「載せる、載せないは私たちの自由」と思っているのだろうけど、それは表面的なことでより根幹となる動機があるはずと考えてのことです。

この試みは思ったより簡単ではなかった。思ったほど全体を言い当てられていない気がする。当たり前だけど、人間なんて、みんな違うしみんなユニーク。
結局、「コスプレと重加工論」をすることになったが、論ずるために作成した分類は、4割くらいが「その他」というカテゴリーになりそうな、大変荒いものです。例外だらけなので、論としてまとめていいものかどうか・・・。

とはいっても、粗いながら論はまとめた。結局は自分の思ったように世の中はならないだろうという結論だった。
思った世の中にならないのはなんとなくわかっていたが、自分をどう変えていけばいいのかについての考察も必要だ。
論を組み立てるために作成した分類があるので、それぞれに効果的な立ち振る舞いについて考えたが、それも虚しかった。自分はこの立ち振る舞いをしてまで写真趣味はしないぞ、という方法しかでてこなかったからだ。価値観の乖離は、自分から埋めようとしても埋まりそうにない。
というわけで、今後のカメラ活動の洞察に生かすために始めた「コスプレと重加工論」ですが、自分はその結論として出た立ち振る舞いを実施する気はありません。じゃあ、論ずること自体が無駄だったのかというと、自分にとってはちょっと残酷な結論を出すことになりました。

残酷な結論は、ある意味救いです。それは、さきほどもお伝えしたが、この分野でも価値観は多様だということ。一部の人は、まだ重加工すぎなくても、同じく自分が良いと思える写真を、同じく良いと思ってくれそうな人がいる。
じゃあ、どういうふるまいをするのかの結論はというと、方向性が合わないと判断できる人は、できるだけ撮らないようにするということです。
自分の残したいと思う程度の加工でよいと思う人は一定は残るから、その人たちだけを撮ります。
さらなる重加工を求める方は、撮らなくすればよいという方針です。

私はあなたが本当にいいと思ったから撮影をお願いした、もちろん頑張って撮った、そして、とてもいいものが出来上がったと思っている。だけど、あなたはこれを見てもいないのでしょう?掲載許可がないから、私のデジタルストレージに残るだけです。
という虚しさを生むのなら、最初っからかかわらない。時間と、カメラという耐久消費財をちょっと消耗した。それだけです。
え?美人コスプレーヤーと2-3言葉でもお話できてよかったんじゃないかって? HAHAHA、そんなこと一切感じてないよ。

普通の読者のことを考えていませんでしたが、レイヤーさんの許可なしに、写真を公開することはマナー違反です。(マナーどころか肖像権の侵害になるかも?)
なので、レイヤーさんが掲載許可を出さなければ、そのデータは一切公開されないのです。HDDかSSDの肥やしとして、本人のデジタル環境の容量を食うだけの代物と化します。
それが、どんなに自分にとって、本当にいい出来だと思っていてもです。いい出来だと思っているほど虚しい。

さて、方向性が合わない人とはかかわらないようにすると決めたわけですが、事前にそのレイヤーさんの情報を知るのは難しいんですよね。
ただ、スケッチブックにレイヤー名やX(twitter)のIDを載せている人がいるので、それから判断をするのが一番確実。
先にXの内容を見て判断するのは気持ち悪いって? 方向性の合わない写真を送られても嫌でしょ?お互いの時間を無駄にしないためですよ。
意外とその写真を好きになるかもしれないって? じゃあ、自分は最高の条件で撮れたけど、その超重加工した写真よりもっと実際の雰囲気に近いの送るけど、本当にいい写真と思ってくれるよね?
・・・そうはならんよね。

と、いうわけで私は、おそらく誰にも迷惑をかけないと思われる、「価値観が合わないとわかる人は撮らない、かかわらないメソッド」を選ぶことにします。
誰を撮るか撮らないか、決める権利はありますよね。あと、お互いの時間の節約になるとも信じているので。
そのため、この、合う合わないを判断するための方法は、継続して模索していこうと思っています。

以上、コスプレ撮影の重加工論と、それを踏まえた自分の今後でした。
今後も何か気づきがあれば、がんばって言語化して、ココに発信、もしくは吐露してみようと思っています。


できるだけ理系的にレタッチの類型したもの
(無味のピュアなもの)

重加工が流行ったルーツからのカメコの立ち振る舞いについて
(毒レベル1)

コスプレイヤーの動機としての重加工からのカメコの立ち振る舞いについて
(毒レベル2)


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