ミニオプション取引を実際に利用して気付いた注意点
今のところマイクロ先物は手数料の関係で、ちょっと難しいかなと個人的には思っていますがミニオプションは時々さわっています。ポジションを持ってしまった理由は誤発注です(通常のオプションをオーダーしようとしたところミニオプションになっていた)が、何回かポジションをとることでわかってきた注意点があるので共有しようと思います。
板は薄いので注意
流動性の問題です。板が薄いので狙った値段で約定することが難しいです。そのため、頻回の取引はなかなか難しいと思います。今後流動性が増加すればよりアクティブ取引が可能となりそうです。
一番注意すべきことは、成りで売買しないことです。
株の売買と異なり、オプションの場合流動性が低いので成り買いすると、板がいきなり動いてとんでもなく不利な値段で約定することがあります。くれぐれも注意して下さい。ほぼ、毎日みかけているのでわかっていないで損している方が多い気がします。
証拠金が低いので売りポジションを狙いがち
証拠金が1枚当たり10万程度で売れるので、レバレッジをかけたポジションを比較的簡単に持ててしまいます。
特にオプションの売りの場合は、
ショートストラドル、プット売り、コール売りを狙いがちになります。
比較的簡単に利益がでるのでついつい証拠金ギリギリまでとってしまうことがあるかもしれないので、それは注意する必要があります。
それでも、数百万円の証拠金でミニオプションを1-2枚売るような取引だとかなり安全に対応できます。ヘッジしたい場合は先物ミニを1枚あてる。2枚で方向をあてれば利益確保できます。
比較的プレミアムが高い状態のミニオプションを1枚売るだけでも月1-2万の利益が期待できますし、反対売買でも5000円程度の利益を得ることは難しくありません。
リスク管理重要
オプションの売りをはじめた場合、かなりの確率で勝利できると思います。実際、高勝率です。さらにシチュエーションを絞ることで、勝率をさらに上げることができます。
一番注意することは、利益が簡単にでるようになって欲がでることです。
たいていの場合十分な利益を得たくなるとポジションが大きくなります。証拠金限界まで増えることも珍しくありません。
取引時間は長くなってきたので、ザラ場含めて逃げる時間はかなり多いのですがたいていの人は耐える選択肢をとる可能性が高いです。
なぜなら、オプションの売りの場合待っていると結果として、勝てる確率が高いからです。しかし、これは破滅と隣り合わせです。
オプションの売りの狙い所
結論としては、ボラティリティーの下げを狙うのが一番安全でかつ正しいポジションの狙い所です。
具体的には、急変動でIVが上昇したあとが狙い目です。
イベントで盛ったIVの通過剥げを狙う。
ネガティブイベントでセリングクライマックスの後で徐々に回復していくところ。ただし、これはセリングクライマックスを見切らないといけないのでそれなりのリスクを伴います。
オプションの売りは、楽に儲かりますがブラックスワンイベントがおこると吹っ飛ぶリスクを抱えます。オプションを売るポジションを持つ方は必ず一読をお勧めします。
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