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5月17日 日常に飛び込んだ美少女戦士

セーラームーン世代である。

正確には、無印セーラームーン世代です。
小学生の頃に、世の女児たちのトラウマを生んだことで有名なあのラストを経験している。
一緒に観ていた大人も、まさかね・・生き返るよね・・?の表情だったように記憶している。

そんな我々が小金を持つようになった頃合いを見計らってか、少し前からセーラームーン25周年とやらで大きいお友達向けのグッズやイベントがばんばん出ている。
そしてまんまとリップバームやネイルオイルなどを手に入れている私。

価格的にも我々アラフォーをターゲットに見据えられている気がして少し悔しいが、それにしてもデザインがかわいいのだ。
きらきら。

しかし、日常に突然飛び込んできた美少女戦士デザインのグッズの居場所がなくて、ときめきつつも少し困る。

久しぶりに私=休み、かつ夫=仕事の日(その逆が多かった)なので、気持ちが解放されている。
夫がゴミを部屋のあちこちに放置したりしないのだ。

基本的に夫はゴミをゴミ箱まで運ばないし、落としたものを拾わないし、家具や物を乱暴に扱う人である。
そう言うとまるで王様のように聞こえるが実際はそうでなく、なぜなら私の方が女王のようにさらにわがままだからだ。

夫は象徴君主に過ぎない。
よくこんなわがままな人間と結婚してくれたものだ。感謝。

そんな感謝を噛みしめつつbanvoxを聴いていたら、日が暮れてしまった。

夫は朝早くからテレビの収録に出かけた。
先月はお休みだった収録が今月は再開されたようで、こんな風にゆっくり日常が近づいていくのが適切なことなのか正解が出るのは夏頃か。

学生の頃に住んでいた街で、何ヶ月も犯人が捕まらなかった強盗殺人事件があった。
その犯人の生い立ちや事件のあらましが再現されたドラマを、最近たまたま観た。

なるほどドラマにしたくなるような、端的にいうとダメな人生を歩んだ犯人で、借金を返済すべく妻や妻の実家から借りたお金をギャンブルに使ってしまって八方塞がりになったための犯行みたいな話だった。
視聴者を本当にハラハラさせる仕立てになっていて、「どうしてここでそんなダメなことしちゃうの!」と思わせる人物だった。
殺された方々は本当に本当に気の毒だ。

緊急事態宣言解除のニュースなど見つつ、未来の私たちは今のことを思い出してハラハラしたり「あーだめだめそんなことしちゃ!」とか振り返るのだろうか。
それとも「あの時はハラハラしていたけど、もう日常になっちゃったもんね」なのか。

再現ドラマにならないことを願うばかり。

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