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その78 成長しようと思う時しか成長しない

 私たち医療の仕事もキャリアがものを言うと思われています。もちろんキャリアは重要です。しかし、キャリア(物理的な経験年数)が同じであっても大きな差が開いています。どこで差が出るのか。自ら成長しようと思っているかどうかです。

 とても分かりやすい話です。毎日のように文字は書いていますが、年を経ればどんどん字がうまくなっていますか?「字がうまくなりたい」と思って努力をする、練習する、そして結果として字がうまくなることがあります。僕たちの世代にもものすごく達筆な人もいるし、ちょっと恥ずかしいなぁという字の人もいます。

 自分では成長は感じられないものですが、少なくとも「成長したい」という気持ちを維持させることはできるでしょう。逆に言うと、本人が成長したいと思っていなければ…成長しないということです。

 本人が成長したいと思わない時とは、単に「もういいよ、私なんて」と思っているときとか、私は十分にできている、私は大丈夫だと思っている時期です。高齢になると…そう思うことも増えてきます。

 ただ、成長したいと思っているとき、そうでない時は時期を経るごとに変わってきます。今は成長過程でなくても、どこかでモチベーションが出てきて再び成長路線に入ってくることもたくさんあります。周りとしては、とにかくモチベーションをあげていくこと、これが教育の原点ですね。

 本人が成長したいと思っていなければ…成長しな。ただ、成長したいと思っているとき、そうでない時は時期を経るごとに変わってくる。

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