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COVID 19 オミクロン株 BA.5 の特徴
2022年7月16日現在、新型コロナウイルス オミクロン株BA.5系統が日本で猛威をふるっています。
このウイルスはヒトの体のどこで増えやすいという特徴があるでしょうか?
1、 鼻
2、 喉
3、 肺
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答えは3の肺です。正確には肺胞上皮細胞です。
増殖しやすい部位の変化
東京大学医科学研究所の佐藤佳教授らがヒトの肺の細胞を使って実験をしたところ、オミクロン株の「BA.5」は、「BA.2」と比べてウイルスが18.3倍増えていたことが分かりました。(ANNnewsより)
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これまで、ハーバード大学の研究では、オミクロン株は肺よりも鼻や喉などの上気道で増えやすいという研究結果が示されていました。ところが、今回の報告はさらに奥の肺でウイルスが増えている可能性が高いのです。
ただし、実験室での肺細胞やマウスでの研究結果であるため、現時点では可能性という範疇で捉える必要があります。
肺で増えるということは・・・
・肺炎になりやすい
・呼吸や咳などで周囲にウイルスを拡散しやすい
オミクロンBA.5は、デルタ株が持っていたL452R変異を持っています。
この変異は肺で増えやすく重症化につながりやすい特徴があります。
潜伏期間は
潜伏期間は、2-3日です。従来は1週間だったので短くなっています。これはウイルスの増殖スピードが速くなっていることを意味しています。
また、症状は、BA.2に比べて、高熱になりやすい、倦怠感が出やすいという違いがあります。
せき、たん、だるさがあったら早めに休養しましょう。
ワクチンは打つべきか
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ワクチンの効果が得られにくいという問題点もあります。ウイルスは変異を繰り返すたびに、免疫回避(ワクチンに負けない感染力)を身につけていきます。ハーバード大学の研究では、BA.1 BA.2に比べると、1/3程度しか効果が得られないという報告もあります。
一方で、ポルトガルでは5月にBA.5 が大流行した後、すでに収束してマスクなしの日常生活を送っています。早い収束の鍵は、高齢者が早めに4回目のワクチンを打ったことがだったのではと言われています。
こんなことに気をつけて
重症化しやすいのは、肥満、男性、高齢者、心筋梗塞や脳梗塞の既往歴がある人、糖尿病がある人です。体調の変化に気をつけてお過ごし下さい。
暑いとつい冷房を効かせるために部屋を密閉することが多くなります。
水分補給と室温の管理に気をつけながら、自宅や会社の換気も時間を決めてこまめに行いましょう。
睡眠は免疫力の維持に欠かせない
どんな感染症にも共通することですが、睡眠時間の確保は免疫力の強化に欠かせません。ぐっすり眠れない、そんなお悩みがある方はぜひこちらを読んで頂けたら嬉しいです。
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上記書籍の読書会を行います。よかったらご参加下さい。
休日でも睡眠を大切に。体調の変化に気をつけて健やかにお過ごし下さい。
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