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繰り返し会うと 好感度アップ
テレワークで職場の人と会う機会が減ったり、友人や仲間とも直接会う頻度が減っている人が多いと思います。
そんな中で、ちょっとした雑談やこまめな声かけのタイミングを失っていませんか?
メールやメッセージでも、短時間の会議でも、コミュニケーションを円滑にするコツがあります。
それは、たまに長い時間会うのではなく、頻回に短時間でも会うことです。
120分誰かと会うとしたら、最も相手の好感度を上げるのはどれ?
1、 2時間 1回会う
2、 30分ずつ4回会う
3、 10分ずつ12回会う
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はじめに答えを言ったので分かるかと思いますが、答えは3です。
ザイオンス効果とは
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繰り返す接触が好感度を上げるのは、単純接触効果(ザイオンス効果ともいう)と言って1968年にZajonc, R. B.によって取り上げられ、社会心理学では有名な効果です。繰り返し流れるCM、初めは特に気にも止めず、好きでも嫌いでもなかったのに気づいたら興味が湧いてきた・・・そんな心理を沸かせるのはこの効果。
朝の連続ドラマ小説で流れるオープニング曲がだんだん好きになってきたり、いつものコンビニで会う店員さんに親近感が湧く感覚もこの効果です。
あるものに繰り返し接触すると好感度が上がるのです。
こまめなミーティングは関係を改善する
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白人種の参加者に黄色人種の写真を繰り返し見せたところ、参加した白人種は黄色人種への好感度が上がったそうです。
(私がいた留学先の白人スタッフは、きっと黄色人種が好きになったはず!)
仕事や家庭でも、たまに長い時間話をするより毎日少しずつ会話することで仲良くすることができます。
2週間に1回の長い会議よりも、こまめな短時間ミーティングの方が仲良くなれそうです。
さまざまな表情を見せる
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さらに同じ人物の違う表情の顔を見ると、同じ表情を何度も見るよりも好感度が上がります。
上司は部下に対して強い姿を見せようとしたり、完璧であろうとするかもしれません。
でも実は、 笑ったり、凹んだり、さまざまな表情を見せることでさらに心の距離が近まるのです。
ストーリーが好感度を上げる
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こんな研究もありました。「ジュースをこぼした女性がテーブルを拭く」という一連の流れを写真にとり、並べて見せたところ、バラバラな順番で見せた時は好感度が上がりませんでしたが、時間の流れに沿って写真を見せるとその人に対する好感度が上がったというものです。(Kawakami&Yoshida 2011)
同じ人物でも、その人のストーリーを知ることでより親近感がわき好感度が高まるようです。
好感度を上げ、人間関係をより良くしたいなら、自分のストーリーを語ることも有効です。
顔を見せる回数、表情の変化、ストーリー、この3つを意識すると相手の好感度を上げる事ができます。
ただし、はじめに否定的な印象を持たれてしまうと、ただのしつこい嫌がらせになってしまい逆効果です。
あくまで相手をどうしたいかよりも、相手の話を聞くことを重視した上でこの手法を取り入れてみましょう。
苦手な人を克服したいなら
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もし職場や身近な環境でうまくいかない人がいたら、相手に自分を好きにさせるよりも、こちらが相手を好きになる方が簡単です。
相手とこまめに顔を合わせ、どんな表情をしているのかを知り、相手のストーリーを聞いてみると、自然と嫌な相手じゃなくなっているはずです。
例えばこんな声かけはいかがでしょう。
「おはようございます。そのシャツの色いいですね」
「この事業の立ち上げ、どんな苦労があったのか教えてもらえませんか?」
「この前休まれていましたが、最近の体調はどうですか?」
何気ない会話、相手への気づき、気遣い、思いやりなど、増やしていくと、お互いの理解のチャンスが増えます。
相手を変えたいなら、まず自分から。
ちょっとしたことから始めてみましょう。
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