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スマホは持っているだけで、脳機能が下がる

日本人のスマホ使用時間

日本人は、1日平均何時間くらいスマホを使用しているでしょう?

1、3時間
2、5時間
3、7時間

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答えは2番の「5時間」です。正確には、5時間25分でした。

2018年の調査による 日本人のスマホの使用時間
10代で4時間58分
20代で5時間25分
20代で5時間22分
参考:株式会社テスティーによる全年代の男女686名を対象にしたスクリーンタイムに関する調査結果

多いと感じましたか?

私はパソコンを使うことが多いですが、もしスマホを使ってビデオチャットで誰かと打ち合わせしたり、動画で学習したりしていると、あっという間に数時間使ってしまいそうだな、と思いました。

また、1日の持ち上げ回数の平均は52回だそうです。
起きてすぐ、寝る前、そして夜間目が覚めた時もすかさずチェックする人も多いようです。

スマホ依存のセルフチェック

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そして、1日中スマホを使わないではいられない、と答える人は49%でした。
こればスマホへの依存度を表しています。
日本人のスマホ依存度は、インド、韓国に次いで世界3位です。

【スマホ依存の傾向をセルフチェック】
・スマホをお風呂の入り口まで持っていく
・トイレや信号待ちでスマホを見る
・起きたらまずスマホをチェックする
・気づくと、思ったより長い時間スマホを見ている
・家族や友人と会話するより、スマホを見る方を優先する
・メールの着信があったら、何かに取り組んでいるときでも中断してチェックする
・深夜まで睡眠時間を削ってスマホを見ていることがある
・手元にスマホがないとイライラし、近くに置いておくと嫌な気持ちが消える
・スマホを見ている時間を減らさなくてはいけないと、いつも考えている

これは、アメリカのキンバリー・ヤング博士によって開発されているインターネット依存度テストと、韓国情報化振興院で使われている質問項目を参考にして、現代の日本人に合わせて私が考えたものです。
診断ツールではありません。もし、一つでも当てはまる項目があれば、「これは依存の兆候である」と認識するのに役立てて下さい。

スマホが見えている、触れているだけで、成績が下がる

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スマホは、画面を見なくても、近くにあるだけで人の意識に作用します。例えば、ポケットに入れたり、机に伏せて置いたりするだけでも、集中力と記憶力が落ちます。ある研究では、テストを学生に受けさせる際に、机に伏せて置く、ポケットに入れる、教室の外におく、という3パターンに分けたところ、机に伏せておいた学生は最も悪い結果が出ました。最も結果が良かったのは、教室の外にスマホをおいた学生です。

参考記事:https://research.utexas.edu/showcase/articles/view/the-effects-of-smartphones-on-studying

脳はすぐに切り替えられない

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仕事中にメールをチェックして次の仕事に戻ったとき、実は頭の中にはメールのやりとりの記憶がしばらく残っています。
画面が変わるよりも、脳の切り替えの方が遅いのです。

見える画面は変わったかもしれませんが、すぐに元の仕事に集中できるわけではないことを知っておきましょう。

メールやSNS、ニュースなど、頻繁にチェックすることは、切り替え時間がその分増えるため、作業集中時間が短くなります。

食卓の上のスマホは人間関係を悪化させる

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また、テーブルの上のスマホがあるだけで、食事が楽しくなくなります。
ある実験ではメールが1回来るので、テーブルに置いて食事をして下さいと指示を出された人たちは、メールが1回来るだけなのに食事時間の10%もスマホを見ていました。一緒に食事をしている人が10分に1回スマホを見ていたら、どんな気持ちになるでしょう・・・。そして、その本人は食事を楽しくないと感じているのです。
恋人でも、友人でも、家族でも、食卓を囲むという時間は、お互いの理解を深めて信頼を深める場であるはずです。10%もの時間、相手の意識がスマホに向いていたら、置き去りにされたような感覚になり、信頼感は逆に下がってしまうかもしれません。

料理をスマホ撮影するメリット・デメリット

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食事中にスマホを取り出す理由の一つに、料理を写真に撮りたい!というのもあるかもしれません。私はそれ自体を否定するつもりはありません。
食事を記録するメリットは確かにあります。普段の栄養摂取のログを取ることで食習慣の改善につながりますし、美味しいものや嬉しい体験を誰かに共有して、嬉しい気持ちをお互いに高めることもできます。また、情報発信が他人の役に立つこともあります。
一方で、デメリットもあります。先程述べたようなスマホを取り出すことで食事を楽しめなくなることです。また、美しい風景や料理などを見たらスマホに記録したくなりますが、写真を撮らなかった時の方が記憶に残るという研究結果もあります。

スマホ画面を見ること自体が、肥満の原因になる

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スマホから出るブルーライトを見ると、空腹を感じさせるホルモン、グレリンが増加し、満腹ホルモンレプチンは低下します。睡眠不足だとさらにこの傾向は強くなります。夜、夕食時にスマホを見ていると、満腹が感じられずにたくさん食べ過ぎてしまうのです。そしてそのまま夜遅くまでスマホを見て寝不足になっていたら、さらにグレリンは増えて翌日もよく食べるようになります。

ブルーライトを多く見る人は、夜間の血糖値が上がるという研究結果もあります。
参考文献:Morning and Evening Blue-Enriched Light Exposure Alters Metabolic Function in Normal Weight Adults, Ivy N Cheung te al.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27191727/

スマホを見ることで、脳のパフォーマンス、幸福感が下がり、肥満にもつながるというわけです。そのほか、うつ病のリスクが上がるという研究結果も多数あります。

スマホに依存することが、脳機能を低下させる

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スマホを気にしながら何かを行うことは、脳や体の活動を低下させ、
今ここを満喫できなくさせてしまうのです。

スマホが体に与える影響を知って、依存の程度に気づきましょう。

そして、デジタルから離れる時間を作ってみませんか?

今ここを楽しむ時間を作る

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スマホから離れて活動することは、いくらでもあります。

料理をする、片付けをする、音楽を演奏する、運動する、読書する、絵を描く、何かの作品を作る、文章を書く、誰かと語り合う、犬と散歩する・・・

特におすすめなのは、自然を感じる活動です。

風を感じ、草木や空の色を眺め、植物の香りに気づくなど、五感をフルに使って今ここを感じることに集中できるからです。

何かに没頭するという幸せもありますが、ただ今を感じることを楽しむと、脳は気づきの力が高まって、幸福を感じやすい状態になります。

スマホを離れて今を感じる
マインドフルネス&ルーシーダットン コラボ企画



マインドフルに今ここを楽しむ宿泊プログラムを作りました。
場所は、長崎県諫早に去年オープンしたばかりのプライベートな宿泊施設です。

6人限定の特別プログラム。オープン企画なので特別な価格設定になっています。九州近辺の方、ぜひ一緒に今ここを満喫しましょう。

【日程】
 
 2021年11月3日(水・祝)~5日(金)

【場所】

 風の宿り
(住所:長崎県諫早市森山町唐比北269-1、電話:0957-51-5990)    
 https://kazenoyadori.com/

【定員】
 
 6名 (女性限定 ただし1組のみ夫婦・カップルの参加可能)

【参加費用】
 
 99,000円(税込) *オープニングトライアル特価

【行程】
 
 11月3日(水・祝)12時 現地集合・受付開始 /5日(金)11:30解散、チェックアウト

【プログラム概要】※詳細なスケジュールはお申込み後配布いたします

 11月3日13時(夕食付)
 ・オリエンテーション、マインドフルネス入門、食べる瞑想(農家訪問等)・寝る前瞑想(ボディスキャン)

 11月4日(朝、昼、夕食付)
 ・目覚めの冥想、書く瞑想、動く瞑想

 11月5日(朝食付き)
 ・動く瞑想、振り返り
      
【備考】

・動きやすい服装でご参加下さい。
・食事は、参加者で調理・片付けまで行います。
・プログラムに参加中、撮影することがありますのでご了承下さい。
・マスクの着用、定期的な消毒、換気など感染対策は、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

【アクセス】

九州自動車道諫早ICから国道57号線を雲仙方面へ(約25分)/駐車場あり
Google MAP: https://g.page/KAZENOYADORI?share

【申し込み方法】

申し込みリンク
https://docs.google.com/forms/d/1n7uLeMs2zGOunqYrq1Gn4ahSdbAK-Rpq7wfc6kbvVxQ/edit

【主催】

合同会社ハビテクチュア https://habitecture.jp/



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