LINEトーク内で割り勘・ペア分けする機能を個人開発した(が、誰も使ってくれず反省した話)

非エンジニアですが、趣味でプログラムを書いている者です。note初投稿ですが、初めて個人開発して得られた反省点について書こうと思います。

作ったものの紹介

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LINEのグループやトークルームに招待すると、割り勘やペア分けをしてくれるbot、名付けて「テーマパークbot」です。一応まだ稼働しているので、使いたい方はQRコードからどうぞ(笑)(2020/10/24追記:このbotは停止しました

TDRやUSJに行ったとき、最後の割り勘や、アトラクションに乗るときのペア分けが簡単にできたらと思い作りました。実装にはLINE Messaging APIとGCPのAppEngine・Datastoreを使っています。

使い方はGitHubに記載した通りですが、LINEのグループやトークルームにアカウントを招待して以下のように使います。覚えることはこれだけなので当時は簡単だと思いこんでいました...

"Y"(Yenの頭文字)に続けて整数を入力すると自分の出費を記録できる
"YY"と入力すると全員の出費と支払うべき金額が確認できる
"bye"と入力すると全員の出費をクリアできる
"C"(Combinationの頭文字)に続けて改行区切りでメンバー(と性別など)を入力すると、ペア分けができる
⑤メンバーの記載なしで"C"と入力すると、前回と同じメンバーでペア分けできる


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思い出話

友人とディズニーシーに行ったときにこの機能をお披露目しました。得意気に友人とのLINEグループにこのアカウントを招待し、次のアトラクションのペアを決め、GitHubのREADME.mdを見せつけたわけですが...うーん、反応は悪かったですね。そのとき友人(以下、ユーザー)に言われたことも踏まえて、反省点を洗い出していきましょう。

反省①使い方は本当に簡単だったのか?

自分では十分簡単な使い方にしたつもりでしたが、README.mdを見たユーザーは面食らっているようでした。どうも自分がユーザーに過剰な期待をしていたようです。

まず、実装者である自分がユーザーの学習コストを予想できていませんでした(自分は悩んだ末に"Y"とか"C"とかコマンドを決めたので覚えていますが、ユーザーはには十分学習コストです)。また、そもそもユーザーがREADME.mdを読んでくれると思うのが甘えでしたね。初めてでも直観的に使えるような機能じゃないとユーザーは増えないんだろうな...自分はCUIにも慣れていますが、普通の人ってコマンドじゃなくてボタンでポチポチ操作したいですよね...

反省②本当にニーズはあったのか?

割り勘の機能についてですが、皆で遊んでいるときにお金のことを考えたくない人もいますよね?さりげなく多めに払っていいところを見せたい人もいますよね?正確に出費を記録するニーズって(少なくともテーマパークにおいては)意外と限定的だったのかもしれません。

ペア分け機能の方は、もともと仲間内で使っていたあみだくじアプリをリプレースする作戦だったので、比較的好感触でした。

反省③実装者への信頼・安心感...

先ほど比較的好感触だといったペア分け機能ですが、こちらも数回しか使われませんでした。いろいろ雑談している中で、実装者への信頼が原因なのかなと思いました。「なんかお前だけ女の子とペアじゃない?」的なことを言われ、これは完全に日頃の行いが悪いですね(笑)実際そういう機能も隠しておけばよかったと考えてしまうから救いようがないのですが...

真面目な話をすると、普段使っているあみだくじアプリにはアプリストアの審査を通っているという安心感があります。ただ、自分が実装した機能も(未認証だけど)LINE公式アカウントを使っているのでそこまで怪しい雰囲気ではないはずです。どちらも個人開発で開発規模も同じだろうから、やはり差がついたのは実装者への信頼なのでしょう。そもそも友だち数たったの1のアカウントなんて信頼できないから、欲を言えばその辺りの実績も欲しかったところですね。

最後に

いろいろ反省点はあるけど、実装するのは楽しかったし、こうして記事にして供養できたからよかったことにする。懲りずにまた何か作ったら記事にします。今回初投稿でしたが、方向性としては誰かが「自分も何か実装したいな」と思うような記事を書いていけたらなと思っています。感想とかもらえると喜びます。

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