驚きの教育法 自由進度学習について書くよ
この本読んで、これだと思って興奮しながら書いてます。
今回読んだ本はこちら
作者はどんな人
今の学校教育って変えないといけないよね、ってよく聞きます。
それに対して、色んなことを言う人言います。
大体が部外者で、あーでもないこーでもないと。それはそれで一理あるんだけど、それって理想論で実現難しいよねっていうものばかりかなと。
でもね、この本の作者は違います。
現役の先生!しかも、公立の小学校の先生なんですよ!小金井市の先生です。
作者のプロフィールはこちら
蓑手章吾
それなのに、自由進度学習という驚きの授業を実践してるんです。
保守的な学校や教育委員会がよく許したなと思います。実現させたのすごい!
自由進度学習って何?
自由進度学習って何かというと、子どもたちが自分で何を学習するか自分で決められるというもの。
学校の授業って、席をきれいに並べて、座ってただ先生の話を聞くだけってイメージありませんか。
それを全部ひっくり返してます。
席は自由、寝そべってもいいらしい?!しゃべってもOK!さらに自分がその日に勉強する内容は自分で決めてもいい。
大体、どんな時間割なのかというと、次の図の通り。はじめに10分くらいミニレッスン、次の5分でめあてを書いて、最後の10分で振り返りを実施します。その間は、子どもたちの自由!
えーっ、そんなやり方で大丈夫なのって思うかもしれませんが、大丈夫なんです。(お前が言うな)
そもそもなんで、自由進度学習!
今までの授業の問題点はいっぱいあった。
まず、子どもたちの自由がない。
ただ先生の話を聞くだけ、席も決められない、授業の内容もついていけない子も聞くしかない。
次に、1つ目と重なるかもしれないけど、理解度が違う子が同じペースで授業を進めないといけないこと。
授業についていけない子は何を言ってるかわからないし、授業内容を簡単だと思ってる子はわかってるのにまた聞かないといけない。それって奇跡的に授業内容と理解度が同じ子だけがいいという形になってる。
それって問題だよねっていうことで、生まれたのが自由進度学習です。
自由進度学習について詳しく知りたい方は本を読んでもらうのが一番いいと思うけど、こちらのリンクも見てもらうといいかも。
他にもこんなことが書かれてるよ
ちなみに、自由進度学習はふりかえりに重点をおいているそう。その中で、自分でテストをして100点をとったときに褒めないそうだ。
あくまで、子どもの成長が目的だから、目標は自分の実力のちょっと上を目指してもらう。100点を取ったということは、簡単な目標だったからということになって、もうちょっと難しい目標を立てるべきだったねと声をかけるそうだ。
これは、はじめはキョトンとするそう。そりゃそうだよね。今までの価値観と逆のことだからね。でも、そのうちなれてくるという話だ。
また、この本には、昨年の3月、全国一斉休校になったときどんなことをしたのか、そんなことも書かれてます。
実は作者の蓑手先生はICTも活用した授業も進めていて、休校中は、Zoomなんかも活用して生徒との交流をしていたそう。
いいなぁと。
うちの息子の担任だったらと思う。ほんとにそう思う。なんとかならないかと思う。(しつこい)
この本は教員向けだと思うものの、そうじゃなくて、子どもを持つ親が読んでもためになる話で、目から鱗の話のオンパレードでめちゃめちゃ勉強になった。
これはとってもいい本なので、ぜひ読んでください。
最後に、僕が買うきっかけになったブログのリンクを貼ります。こちらもいいので、ぜひ読んでね〜
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