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夢を持つって大事だよね、「宇宙を目指して海を渡る」

今日はこちらの本のご紹介です。

小さい頃から宇宙のロケット開発を夢見て、努力し、最終的にNASAへ転職を決め、海を渡るまでの顛末を描いています。

作者はこんな人

1982年大阪府生まれ。2005年東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。2012年マサチューセッツ工科大学(MIT)航空宇宙工学科博士課程および同技術政策プログラム修士課程修了。2012年より慶應義塾大学理工学部助教。2013年より現職。火星ローバー・パーサヴィアランスの自動運転ソフトウェアの開発や地上管制に携わるほか、将来の宇宙探査機の自律化に向けたさまざまな研究を行なっている。阪神ファン。好物はたくあん。主な著書は、『宇宙を目指して海を渡る』(東洋経済新報社)。

東大を卒業して、マサチューセッツ工科大学に留学し、その後日本に帰ってきて、慶応大学で助教になって、さらに、NASAへ転職という、これだけを見ると超エリートのようなんですが、文章はそんなことはなく、夢見る少年がそのまま大人になったようなそんな印象を受けます。

宇宙メルマガ

最近宇宙関係のニュースが多くて、宇宙に興味があるんですけど、色々と調べていたら、宇宙メルマガに行き着きました。宇宙メルマガは月一発行で、かなりの分量があるのに、無料なので、すんごいお得です。

ちなみに、作者の小野さんはこのメルマガで、いつもトップバッターでコラムを書かれています。それで小野さんのことを知りました。最近ははるか遠い火星の上のローバーに地球から命令して走らせるという壮大なミッションに関わられていて、その様子についてが多いです。読んでてとてもワクワクします。

話をこの本に戻します。

アメリカの大学の仕組みが面白い 

2章で書かれていますが、アメリカの大学の仕組みが面白いです。アメリカの大学の研究室は、企業や軍の研究予算を獲得し、その予算でもって、学生を雇い、研究成果を上げていく仕組みだそうです。つまり、研究成果をあげられない使えない学生だということになればすぐに首になってしまう超競争社会です!

この仕組みはNASAでも同じらしい。NASAでも、自動的に給料が払われることではなくて、プロジェクトごとに予算が発生し、プロジェクトにアサインすることで給料が支払われるとのこと。だから、どのプロジェクトにも参加できないと給料が払われないらしい。うーん、ちょっと大変そうだけど、ある意味合理的かもと考えてしまった。日本もこうした仕組みを取り入れないといけないんじゃないのとかね。

夢をもつ大事さ

話は変わって、作者はMITへの留学から日本に帰ってきたときに、日本の学生に夢があるか聞きまくったそうです。そしたら、みんな夢がなかったそうです。このエピソードはちょっとドキッとさせられました。

これは自分の経験から考えてもそのとおりかもと思いました。小さい頃はともかくとして、中学以上になったときに、夢みたいなことを語ると、夢ばかり見てないで、現実を見ろと言われるような雰囲気があって、そんなこと、なかなか言えなかったなぁ!夢を持っちゃいけない、そんなふうに思ってたかも。

作者はずっと宇宙に関わることを夢見て、そのことに関わることにこだわって生きていて、そして、その夢をどんどん叶えていってます。夢を持ち、その夢に正直な人生を歩んでいてとても心地良いです。

やっぱり、現実も大事だけど、夢も大事だ、そんなことを思わされました。

というわけで、今回は、「宇宙を目指して海を渡る」の紹介でした〜

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