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将棋界の話、2022年4月から5月の事件を中心に

こんにちは、サカモトです。

今回は、将棋界の話を書いていこうと思います。将棋も全てではないですが、見てはいるんですよね。2021年度の将棋界の話はこちらです。

事件1

それでは、振り返っていきます。まずは事件からです。

藤井聡太5冠が王座戦のトーナメント1回戦で敗れました。

藤井聡太五冠が全てのタイトルを制覇できるかどうかが、今の将棋界で興味関心を集めているところです。将棋界のタイトル8つのうち、あとは、王座戦、名人戦、棋王戦の3つ。

王座戦は9月、10月頃、棋王戦は2月から3月にかけて、名人戦は4月から6月にかけてタイトル戦が行われます。

今回のトーナメントは今年の9月から10月にかけて行われる王座戦のタイトル戦の挑戦者を決める戦いなので、少なくとも全冠制覇来年の夏まで持ち越しとなりました。

ちなみに、王座戦の挑戦者決定トーナメントは、16名のトーナメントで、4回勝てばというところですが、藤井五冠は今まで一度もトーナメントを突破したことはなく、なかなか勝ち上がることができません。

王座戦挑戦者決定トーナメント

来年は果たしてトーナメントを勝ち上がり、挑戦者になれるのか、要注目です。

事件2

女流棋士の里見香奈女流4冠が棋王戦で古森四段戦に勝ち、女流棋士として初めて本戦トーナメントへ駒を進めるとともに、棋士編入試験の受験資格を得ました。

 多分、これはかなりの将棋ファンでないとわからないと思うので、解説をしていきます。

まず、棋士と女流棋士は違っていて、棋士は男女問わず、奨励会で規定の成績をおさめたら、棋士になるのに対し、女流棋士になれるのは女性だけです。今まで、女性であと一歩のところまでいくものの、奨励会から棋士になれた人はいません。

里見女流4冠も過去に奨励会であと一歩のところまでいくものの、だめだった過去があります。

プロになるのに、奨励会からのルートしかないとあまりに厳しすぎるので、プロの棋戦で一定以上の成績を上げると棋士の編入試験に受験できるようにしたんですね。強いアマチュアや女流棋士はプロの公式戦に参加できるんですね。そして、過去にアマチュアでは2人ほど規定を満たした人はいるんですが、女流棋士では初めてです。

・現在のプロ公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、なおかつ6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者

日本将棋連盟HPより

棋士編入試験は、規定を満たしても受験を希望するかどうかは本人次第。おそらくは、女流棋士のタイトル戦の関係もあるので、すぐには決められないとは思いますが、果たして本当に受験するのでしょうか。要注目です。

名人戦の途中経過と叡王戦

名人戦は今のところ、渡辺明名人が3勝1敗と防衛まであと一勝となりました。第5戦は本日5月29日に出ます。どうなりますでしょうか。

一方、叡王戦は出口若武四段の挑戦を受けた藤井聡太五冠が三連勝で防衛を果たしました。最後は3戦目は逆転での勝利ということで追い込んだところもあるようです。しかし、結果は三連勝。結果だけ見れば圧倒したと言えるでしょう。


今回は、2022年4月と5月の将棋界についてでした〜

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