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「mRNAワクチンの衝撃」の衝撃!

なんかタイトルが変になってしまうぐらい、すごい衝撃です!

今回紹介するのはこの本、「mRNAワクチンの衝撃」です。

新型コロナウイルスのワクチンと言えば、ファイザー・ビオンテックとモデルナのふたつが有名です。今回はファイザー・ビオンテックのビオンテックという会社の話です。

ファイザー・ビオンテックのワクチンは2社が提携して開発したワクチンで、ビオンテックが中心となって開発したものになります。ビオンテックはドイツの片田舎の製薬企業で、ファイザーと比べれば吹けば飛ぶような弱小ベンチャー企業。それが人類を救うようなワクチンを開発したのです。衝撃の話しです。

ビオンテックはもともとガンの治療をめざしてmRNAワクチンを研究していました。それが、2020年1月の中国での新形コロナウイルスの発生のニュースを聞いて、これは世界にパンデミックになる、ビオンテックのCEOがこの病気に対する対策を早急に取らねばならないと思って、新型コロナ対策に舵を切るわけです。まだ、世界もこの未知の病気に対してのほほんとした時期にですね。

そして、社内に新型コロナウィルスに対するワクチン開発のチームを作るわけですが、その名前がプロジェクト「ライト・スピード」とつけられるます。つまり、高速で開発するということですね。

新型コロナウィルスのワクチン開発は当初最低でも18ヶ月かかると言われたのが、2020年の終わりには供給ができたのは、そういう事があったわけです。

それ以外にも、規制当局に対して規制の見直しを交渉したりを同時にしていたりするわけです。今までの承認プロセスでは時間がかかるため、短縮できないかの交渉ですね。何度も繰り返しますが、2020年の1月の時点です。当然ながら、まだドイツでは、新型コロナウィルスが感染者が広がる前だったので、なにそれというようなそっけない対応だったようです。しょうがないですよね。それを粘り強く交渉していったそうです。

 今や当たり前のようにワクチン接種をして、ブースター接種やら、打ててますが、こうした裏側には小さなドイツ企業の読みの鋭さと開発体制の構築にあったとは驚きでした。

すごい読み応えがある本で、オススメ!

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今日はこれから、3回目のワクチン接種に行ってきます。1回目と2回目はファイザー・ビオンテック製でしたが、3回目はモデルナ製にしました。だって、交互接種の方が効き目が高いらしいんだもん!

無事だといいですが、もしかすると明日の更新はないかもしれません。

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