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病人だからこそ分かること!吉藤オリィ✕織田友理子✕伊藤史人の3人の対談イベントに参加してきました
こんにちは、サカモトです。
今回は、吉藤オリィ✕織田友理子✕伊藤史人の3人の対談イベントに参加してきた様子を書いていきます。
本イベントは、今年の夏に支援をつのったクラウドファンディング「重度障害児・者の「できた!」を支えたい|チームの構築・アプリの改修」のリターンのイベントでした。
僕は、このリターンに支援をしていないのですが、急遽キャンセルが出たとのことで、キャンセル者の代理で参加させていただきました。
会場は分身ロボットカフェ
会場は日本橋にある分身ロボットカフェです。分身ロボットカフェがどんなところかは、過去に記事を書いているので、読んでみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1667710961024-OP3s3JHAeu.jpg?width=800)
OriHime パイロット
ちなみに、今回のイベントは通常のカフェとは違ったんですが、食事と30分だけOriHime パイロットとの会話も楽しむことができました。
対応してくれたOriHimeパイロットはミヨシさんで、秋田在住で、なんと、親子でOriHime パイロットされているそうです。
30分の短い間ですが
ミヨシさん、ありがとうございました!
![](https://assets.st-note.com/img/1667710604846-fiKqyFAJZ0.png?width=800)
なお、娘さんのアカネさんはTwitterアカウントをお持ちとのことでした。アカネさんのツイッターアカウントはこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1667710788435-4abCUBtwPy.png?width=800)
対談
食事をして、しばらくしたら、対談が始まりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1667711116275-0vMUU2QDok.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1667711657779-d8wIyjSUHS.jpg?width=800)
まずはじめに、伊藤先生から質問がありました。
「対談をする3人の共通するものはなんでしょうか?」というものです。
その答えは、「3人とも病人」ということでした。
そう、対談テーマは
「病人・障害者が創る社会」
でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1667711145647-7pLHM0TBTe.jpg?width=800)
どう取り組んだのか
その病気に対してどう取り組んだのか、それぞれ語っていきました。
オリィさん
要約するとこんな感じです。
不登校のときにあるイベントに参加したことで師匠という人にたまたま出会えた。
その時の体験から、外出困難者でも外に出歩けるようにOriHime を作った。
OriHimeだけでもだめで、外出困難者の居場所となる場所や行きたくなるような場所が必要。
そういうことで、分身ロボットカフェを作った。こういう場所をどんどん増やしていく必要がある。
実際にお話している様子はこちらです。
織田さん
要約すると、こんな感じです。
筋肉が段々と衰えていく病。
車椅子であっても出歩けるように、バリアフリー情報を投稿できるアプリを作った。
こんな体でも、こうしたアプリの作成に関われることができて本当によかった。
実際にお話されている様子はこちらです。
伊藤さん
要約すると、こんな感じです。
伊藤さんはがんのステージ4と4年前に診断された。
病人になって分かったことは、今の病院には希望をなくさせるようなことが多い。もうだめですとか、未来はないといった対応をされるそう。
だから、病人や障害者に希望が必要。
重度障害者も適切なアウトプットのツールを提供できれば、変わってくる。特に親が希望を持つようになる。
実際にお話されている様子はこちらです。
と、ここから次のスライドで、伊藤先生がなぜ重度障害者を支援するのか理由を述べられてました。
重度障害者たちは、身をもって社会の改善すべき点を可視化してくれます
重度障害者たちが発見(体験)した課題の数々は、テクノロジーや社会制度を成長させてくれます
重度障害者たちが人生を謳歌できる社会は、もっとも進化した社会です
素晴らしい!!
![](https://assets.st-note.com/img/1667733020081-V6jIK2RjON.jpg?width=800)
そこからいろんな話をしてくれました。
中でも、オリィさんが自分のことを自分で介護できるロボットを開発中と言うのが印象的でした。これが実現したなら、多くの人に希望を与えそう。ぜひ実現させてほしいですね。
参加者には札幌在住の大学1年生がいた
驚いたのが、なんと札幌在住の大学1年生がいたことです。ある意味高額なクラファンの支援、それから札幌から東京までの交通費や滞在費も負担してわざわざ参加したということで、登壇者からも興味津々でネタにされてました。
「おい、少年」と度々言われてましたwww
しかし、真ん中の一番前の席でうんうんと頷きながら、熱心に話を聞いていました。行動力は大事だと言いますが、こういう行動のことを言うんだなと。彼の人生の中でこの日の経験は間違いなく大きな体験となったことでしょう。
対談の最後にも、促されて質問したのが
「これまでの活動の中で嬉しかった経験はなんですか」
と言うもの。
オリィさんは
「4年前の第1回の分身ロボットカフェの時に自分一人ではたち行かない経験をして、仲間の大事さを痛感した」
織田さんは
「5年前のWheeLog!アプリのリリースイベントで参加した車椅子ユーザーさんが、初めて勇気を出して六本木まで来ましたと言ってくれた。その人がその後アクティブになって、WheeLog!の中で相手を見つけて今月結婚すると言うのが嬉しい体験」
伊藤さんは
「重度障害児が何も分からないと思われていたのが、視線入力などの適切なアウトプットのツールを与えると実はかなりのことを理解していることが分かる。そうすると、親が希望を持って変わってくる時が嬉しい。」
実際にお話しされている様子はこちらです。
対談終わった後も、オリィさんの視線入力車椅子を体験させてもらっていて、「すげー、すげー」を連発していました。
彼にとっては、大きな体験になったことでしょう。ちょっと羨ましくなりました。若いっていいなぁ!
まとめ
登壇者3人の共通点は病人と対談の初めにありました。
しかし、聞いていて思ったのが、自分が困った経験から同じように困る人をなくすために、さまざまな活動を熱量高くされていることが共通点だと思いましたね。
困ったことや嫌なことを体験した場合、嫌だなと言うことで終わりだと思うのですが、それをその場で終わりにしないで動き続けているのがすごいですね。3人の活動は内容がそれぞれ違うのですが、3人とも思いを共有していて、それぞれを信頼していることも改めて感じました。
そして、今回の対談のテーマは『希望をいかにもつか』だったと思います。
オリィさんも対談後にそのことについてツイートされていました。
知らない人から見たら呼吸器をつけた何もできない子ども達に見えるかもしれない。実際はOriHimeで旅行し勉強し、指先や視線入力でPCを使いこなし演奏や会話やイベント企画、VR空間で走り回っている。
— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェin福岡まで、あと6日。 11/12~ (@origamicat) November 5, 2022
彼女らを取り巻く技術と周囲の応援が、人生の選択肢を豊かにするhttps://t.co/pjrUBkCbda https://t.co/FeRTWvztmN
生まれつき難病で動かせる部位が限られていると、周囲から”解っていると気付かれない”児童も少なくない
— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェin福岡まで、あと6日。 11/12~ (@origamicat) November 6, 2022
工夫や道具、周りの支援があればその子達ならではの才能を伸ばしていく事も可能な時代だ。
ゆりな嬢とも出会ってもうすぐ5年。将来一緒に働けるのが楽しみだhttps://t.co/VKdr0cGHAd
最後に
対談の最後に、今後の予定などを宣伝されてましたので共有します。
分身ロボットカフェ in 福岡
まずは、分身ロボットカフェが11月12日から福岡で2週間限定でオープンするそうです。お近くの方はぜひ一度経験してみてください。
WheeLog!街歩き in 沖縄
11月20日に沖縄でWheeLog!の街歩きイベントが開催されるそうです、なんと、そこでは、本日の登壇者3人が揃うそうです。お忙しい3人がなんと1ヶ月に2回も揃うというのは超レアです。ぜひ参加してみてください。
WheeLog!織田友理子さんの講演会
来年の1月15日に東久留米市立生涯学習センター マロニエホールにて開催予定です。ぜひとも、参加して織田友里子さんのお話をぜひ聞いてみてください。
#織田友理子 講演会
— Beyou ココロテラス🐙 (@hayamoco54) November 6, 2022
チラシが出来ました。
チケット販売は、まだですが
織田友理子さんのお話を身近に聴くことができる貴重な機会です
ぜひとも日程を調整していただき、会場へお越しくださいませ🍀
チケット内容の詳細は暫くお待ちください
お得な書籍と #WheeLog のクリアファイルのセットも考案中❣️ pic.twitter.com/oM1hTMvtoh
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