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デュラン実装で見えた悪魔パの完成形

あまりに寒さの厳しい冬が続くと人は忘れてしまうものです。春の陽気も、夏の太陽も、月の美しい秋の夜も。我々悪魔パーティ使いも長い不遇の時代を過ごしてきました。

悪魔が強かった頃は遠い昔となり、その記憶はあまりに薄れてしまいました。もはや悪魔が強かった時代が存在したのかさえわかりません。そんなある日、暗い悪魔の環境に一筋の光が射しました。今日はそんな話をしたいと思います。

①パーティコンセプト

まずはこちらの画像をご覧ください。

画像1

マスターズGP魔神杯2週目で50,000ポイントを稼ぐことができました。1週間でこれほどポイントを稼げたことが過去にあったかわかりません。いえ、きっとなかったと思います。この膨大なポイントを純悪魔パーティで稼ぐことができたのです。

そのパーティがこちら↓

パーティ

”美しい”、その一言に尽きます。このパーティの美しさをぜひ悪魔使いの人に伝えたい。そんな思いで筆を取った次第です。

このパーティのコンセプトは”剥がし”です。某ユーザーの「悪魔のアイデンティティは剥がし」という言葉に感化され、その”剥がし”に特化した悪魔パーティに辿りつきました。

”剥がし”とは”バフの解除””壁の突破”という2つの意味があり、悪魔はこの2つをどの系統よりも器用にこなすことができるのです。2つの剥がしに特化して相手を丸裸にし、最後の剣を刺す。これがこのパーティの目指すところです。

②行動順と素早さ調整

パーティ構成において重要な行動順と素早さ調整について説明します。

●行動順
このパーティは壁役を除いた4体が初手で以下の順に動くように調整しています。

①ダブルバングル
②魔性の道化ドルマゲス
③イブール
④デュラン

並びの右から左へ順に動くようになっています。この並びには後に動く③④の生存率を高め、1ターン目に仕事をさせる可能性をあげる意味があります。壁役の”におうだち”は先頭から順にみがわっていくのでこの並びは大切です。この行動順を元にこのあとも説明していくので覚えておいてください。

●素早さ調整(2020.9.22更新)
どんなパーティにも言えることですが、想定した行動順が崩れると厳しい展開になります。剥がしを成功させるためにはとにかく順番が大事だからです。その行動順において重要な素早さ調整について説明します。まずは装備の画像をご覧ください。

そうび

そして装備・リーダー特性(素早さ18%アップ)・スキルのタネ(素早さ)を含めた素早さは以下の通り。

①ダブルバングル(種95)/720
②魔性の道化ドルマゲス(種75)/683
③イブール(種95)/640
④デュラン(種0)/587

①〜④まで40前後の素早さ差をつけて、数字の順番通りに動くよう調整しています。なかでも①→②が予定通り動いてくれることがこのパーティの命運を握っていると言っても過言ではありません。それほどに重要です。

ちなみに以前はデュランの装備が「昇天のヤリ」でしたが「心砕きのヤリ」に変更しています。ゾンビは槍なしでも立ち回り次第で十分に対策できるので、行動回数の多いデュランには環境的に心砕きを持たせるのがベストです。

それ以外のモンスターの装備内容はそれほど重要ではないので、ウエイトの範囲内で数字の順番通りに動くように調整してください。

③モンスターの個別解説

それではモンスター個々の役割を説明をしていきます。

●ズイカク&ショウカク(最強ステ)

画像4

これまでギガンテスという貧弱なにおうだちしか選択肢がなかった悪魔に突如として現れた優秀な壁役です。豊満なHPと優れた状態異常耐性、常においかぜ、ライトメタルボディを備え、ギガンテスとは1段も2段も上の耐久力でパーティを守ってくれます。

初手はほぼ”におうだち”です。このパーティは基本的に耐久力に乏しいので、とにかく1ターン目を壁役でしのぐ必要があります。装備はその週の環境によって変更します。選択肢は主に3つ。呪文対策の”源氏の盾”、物理対策の”天空のフルート”、汎用性のある”栄光の盾”。ウェイト制限の厳しい週には良さげなSランク、Aランクのやつを付けてください。

他の選択肢として”会心撃”があります。初手でにおうだちが必要ないポセパやオムドパが相手のときに要のモンスターを落とす際の追い火力として意外と重宝します。

●ダブルバングル(4+4)

画像5

壁役の補助、バフ剥がし、壁の突破などマルチな役割をこなす万能モンスターです。なかでもズイショの弱点である混乱をカバーしながらマインドバリアを張れる”メダパニバリア”は全モンスターの中でも唯一無二の価値があります。とにかくやれることが多く、一番テクニカルに動く必要があるので行動優先度の高い順から説明します。

キャンセルステップ
”天界の守り”や”精霊の守り”など、相手の壁にバフがかかることが予測できる、あるいはすでにバフがかかっているときの選択肢です。今の環境では本当に出番の多いとくぎで、踊り系なので対策されづらいというのが強みです。挫けぬ対策としても重宝します。ただ、超魔王のバフを剥がせないのは覚えておきましょう。その場合、剥がしは別のモンスターに託します。いてつく眼光でも代用可。

メダパニバリア
壁役や全体をマインドで止められること、混乱で剥がされることが予測できるときの選択肢です。こちらもかなり出番の多いとくぎで、これがあるからこの子を採用していると言っても過言ではありません。これを張ることでズイショの状態異常の隙が眠り半減のみになります

ヘルスピア
レベル依存なのでスラパやポセパなど硬い相手への安定したダメージソースとして重宝します。その2つのパーティには回復封じもかなり刺さります。最近は硬いモンスターが本当に増えてきたので結構使う場面が増えてきました。終盤の詰めとくぎとして信頼できる選択肢です。

それから初手で壁役を突破する選択肢にもなります。単体と全体のダメージを合わせると約1010ダメージが出るので、突破できる壁を覚えておくと便利なとくぎです。単体約360+全体約130というダメージ感も一緒に覚えておきましょう。

ダブルアタック
一見死にとくぎと思われがちですが意外と使います。とくに相手のバフが剥がれている2ターン目、高いマインド率を利用して相手の要のモンスターを止める際に便利です。初手でマイバリが張られていない壁を止めるときにも使えます。もちろん単体火力としてもそこそこの決定力を持っています。シチュエーションを見極めて使い分けましょう。

●魔性の道化ドルマゲス(4+4)

画像6

常に悪魔パ構成の軸であり、悪魔のアイデンティティである2つの剥がしを最も体現するモンスターです。ドルマゲスにバフを剥がさせるのか、壁を突破させるのかで全体のムーブが決まります

その2つの剥がしの使い分けがドルマゲスにおいて重要になります。選択肢は主に4つ。”狂気の笑いで壁突破”、”絶望の爆炎で壁突破”、”はばたきで壁のバフ剥がし”、”はばたきで全体のバフ剥がし”です。最近はインヘーラーで体技を封じられることが多いので、”狂気の笑い”と”あんこくのはばたき”の選択は気をつけましょう。

この4つのどれかを確実に成功させるために、ダブルバングルの初手と相手のパーティのムーブを見極めます。とくに全体のバフを剥がしにいったのに壁が剥がれていなくて不発に終わるともう負け確です。とにかくドルマゲスがうまく仕事すればこのパーティは機能します。実際の立ち回りは後ほど説明します。

●イブール(星3)

イブール

悪魔待望の上位波動持ちモンスターです。イブールの登場で悪魔の環境もガラリと変わりました。上位波動だけでも高い価値がありますが、全体に復活後に素早さアップ付きのリザオラルを付与する特性”悪夢の再生”がイブールを唯一無二の価値にまで高めました。星無しでも場にいるだけでアドが取れます。

神のはどう
初手のメインとくぎです。これが決まるかどうかで状況は大きく変わります。上位波動で相手を丸裸にできれば、最後のフィニッシュに繋げることができます

ギラマータ
2つ目の選択肢として重要なのが”ギラマータ”です。超魔王系に通りのいいこのとくぎは今の環境では必須と言えます。

イブールの誘い
3つ目の選択肢です。かなりの高確率で魅了が入るので強力なとくぎ。初手でバフを剥がし、2ターン目に使うことが多いです。最も活躍するのがスラパとゾンビパと対戦する場合です。スラパは魅了を入れることでデュランの物理が通るようにすれば勝機が見えます。ゾンビパは初手のドルマゲスでバフを剥がしてから魅了を入れることで、相手の要であるゴルゴナの”六芒魔法陣”を封じることができます。

イオナスペル
強力な呪文ではありますが、消費MPが膨大なため多用は禁物。長期戦になったときに、MP切れで足を引っ張ることが多いです。決めにいけるとき以外はあまり使いません。ただ、壁剥がしを担うときは使いましょう。

●デュラン(星4)

デュラン

最後の剣です。悪魔パーティの一筋の光とはこのデュラン様のことです。カリスマ的悪魔にして、最高級のアタッカーであるデュラン様を躍動させるために他のモンスターがいると言っても過言ではありません。ちからため状態になる2ターン目の行動はとにかく相手を殲滅するだけなのでわかりやすいですが、初手の選択肢が意外と重要です。

誇りのつるぎ
まず狙うのがこの最強の剣です。イブールの段階で全体のバフが剥がし、単体固定1000ダメージの剣と追撃で超魔王や魔王、レジェンド、系統王など、相手の総大将格を落とせれば2ターン目にかなり優位が取れます。反射不可なので何も恐れることなく武神・龐煖の如く叩きつけてやりましょう。

はやわざ
次に狙うのがバフ剥がしです。これはイブールでバフが剥がせなかったとき、1ターン目にバフを剥がさなければいけないモンスターがいる場合の選択肢です。例えばウルノーガとかヘビーマジンガなどです。

滅竜の絶技or魔の一閃
これは誇りのつるぎがあまり機能しない場合、あるいはドラパや???系主体のパーティに初手からダメージを狙うときの選択肢です。ちからための入る2ターン目は全体に高火力が出せるので、このどちらかを選択することが多くなります。絶技は挫けぬ対策としても優秀です。

初手とくぎの使い分けは盤面優位を作る上で重要なのでよく見極めましょう。星が少なくても特性の”挫けぬこころ”と”悪夢の再生”のおかげで高い生存率があり、死にとくぎが一つもないというのがデュラン様の魅力であり、強みですね。もちろん、2ターン目の破壊力は言わずもがな。

④基本の立ち回り

ここまでのことを踏まえて初手の基本的立ち回り4パターンを説明します。
(①ダブルバングル、②ドルマゲス、③イブール、④デュラン)

●パターン1
①壁剥がし

②全体バフ剥がし

③全体魅了

④ピンポイント攻撃or全体攻撃

ダブルバングルで相手の壁役が簡単に剥がせるときに選択するパターンです。ケトスのムーブが読みづらいときもこの立ち回りを選択することが多いです。そのときは④でバフ剥がしを選択することもあります。これでいけるときはかなり優位に進められます。

●パターン2
①壁のバフ剥がし

②壁剥がし

③全体のバフ剥がし

④ピンポイント攻撃or全体攻撃

4つの中で最もベーシックな立ち回りになります。簡単に言えば①②で壁を突破し、③④で敵全体のバフを剥がして攻撃です。この”バフ剥がし→壁剥がし→バフ剥がし”というリズムで丸裸にすることがこのパーティの真骨頂です。

●パターン3
①メダパニバリア

②壁剥がし

③全体バフ剥がし

④ ピンポイント攻撃or全体攻撃

パターン2の次に選択することが多いです。相手がマインドや状態異常でこちらの壁を剥がしてくることが予想できる場合の選択肢です。少しでも相手のマインドや混乱での壁剥がしが匂ったらこのパターンを選択します。ディアノーグ、オルゴデ・ミーラ、ジェマ、インヘーラー、タイプG、ドラパ、悪魔パ、魔獣パなど、ここらへんは迷わずメダバリ選択です。

●パターン4
①メダパニバリア

②壁のバフ剥がし

③壁剥がし

④バフ剥がしorピンポイント攻撃or全体攻撃

パターン3からさらに相手の壁役がバフで守られているときに選択するパターンです。④で1ターン目にバフを剥がしておくべきモンスターがいた場合、デュランの”はやわざ”で剥がして2ターン目に備えます。

以上、4パターンの”バフ剥がし→壁剥がし→バフ剥がし”のリズムで1ターン目に場を整え、2ターン目にちからを溜めたデュラン様での殲滅を目指します。行動順が崩れさえしなければ、剥がせないものはないという自信があります。

⑤まとめ

”剥がし”のバトンを繋ぐ。それがこのパーティの正体であり、描く物語です。全員で繋いだバトンを受け取ったデュラン様が、その圧倒的な武力でピリオドを打つ。そのストーリーが見事に描かれたとき、このパーティの美しさにため息が出ます。

でもまだイブールの星が足りないので、まだ理想形とは言えません。イブールの星が4つになったとき、剥がしパーティの本当の力が発揮されます。そうなれば悪魔パーティの一つの完成形になると確信しています。そして悪魔パーティがトップクラスの仲間入りすることも夢じゃないと思っています。

だからこれはまだ悪魔パーティの夜明け前、ということです。

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