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自宅にスーパーがやってくる? 新鮮でおいしい食材を手軽に購入できる、クックパッドマートのサービスを体験!

新しいスーパーの形、クックパッドマートとは?

クックパッドマートは、地域の生産者から商品を直接購入できるサービスです。少量の食材を送料無料で購入でき、商品は利用者の指定した生鮮宅配ボックス「マートステーション(冷蔵庫)」へ配送されて、好きな時間にピックアップできるというもの。

メリットは大きく分けて、3つ。

・顔のわかる生産者から、こだわりの食材を購入できる(安心感)
・指定した場所で好きな時間に受け取れる
・少量(1点〜)で購入でき、送料無料で使える(買い溜めしない)

1点から購入できて、送料が無料というのは非常に大きなメリット。買い忘れたけど、受け取りを急がない(次の日でもいいや)という場合などに活用ができそうだなと感じました。配送されたものを取りにいかなければなりませんが、自宅付近の受け取り場所を指定したり、駅の中にあるマートを利用すれば、「スキマ時間」にさくっと受け取れるため利点は大きいです。※一部地域は自宅への配送も可能とのこと

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引用元:クックパッドマート

コンセプトは、「毎日が楽しみになる、食材店」。普通のスーパーで購入するよりも、少しランクの高い「こだわり食材」を手軽にユーザー自身が選んで購入できるというもの。

コロナ渦になって半年ほど経ち、このような「時間と場所を柔軟に指定して、モノを受け取れる」というサービスの活用が目立つようになってきましたね。私自身も、実店舗での購入が低くなり、ECサイトでの通販・メルカリなどのフリマアプリ、非対面で受け取れるサービスなどを活用する機会が増えてきました。実際に使ってみて、どのような体験して感じたことを以下よりまとめていきます。

野菜から生鮮食品、パンにコーヒーに、食材セットまで、なんでも揃っている

アプリをDLして眺めていると、本当にたくさんの食材がズラッと並んでいて、みているだけでも楽しい感じがあります。食材を作った生産者やメーカーの顔がわかり、「お気に入り」に追加できるので良いと思った食品のリピート購入もしやすいです。最初は「野菜だけかな?」と思いましたが、探してみると多種多様に揃っているので、1点だけ買ってみようという気持ちから、あれも、これも..とカートに追加していく感覚になりました。種類が多い、というのはわくわくさせてくれますよね。

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食材のレビューなどはないので、自分の勘を頼りにする

各食材のよしあしを判断する方法はないため、写真や生産者のプロフィール、食材のコメントなどを見て決めていく必要はあります。ネットスーパーも同様ですが、目視できないため、購入するべきか?は自分の勘所を頼りにするしかありません。「こだわり食材」と謳っていることもあり、普通のスーパーより価格帯は若干高いものもあるので、選ぶのは慎重になりました。(私が庶民だからかもしれませんが...汗)※ただ、全体的に買いやすい価格になっていて、少量であればスーパーより安いかも?と思える商品も多く揃っていました。

食材の横に、おすすめのレシピが載っている嬉しさ

さすがクックパッドが運営しているサービスというだけあり、食材の詳細ページには「おすすめの調理法・レシピ」が掲載されています。この食材をどう調理するべきか?を悩ませず、フォローする仕組みはとても面白いと感じました。

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実際に商品をカートに入れて、受け取るまでの流れ

私は次の日の朝に食べるためのサラダ用の食材を購入することに決めました。まず最初に受け取り場所を指定する仕組み。なるほど、ここで受け取れる場所があるのかどうか?を最初にジャッジさせるんですね〜。郵便番号を入力すると、近くで受け取れる場所が表示されたので選択してみました。

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私の住んでいる地域は、自宅への配送も可能でしたが、今回はマートステーションで受け取ってみたかったため、一番最寄りのお店を選択しました。

なんと...「カラオケ店」(!!?)カラオケの鉄人で受け取るのか...と衝撃を受けつつも、選択して購入に進みました。(購入は登録したクレジットカードのみ)

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商品を選択して、購入に進むまでのフローはとてもスムーズ。何も迷うことなく購入完了まで導いてもらえたので、UIがしっかり作り込まれているなという印象。

ただ、思っていたよりも「柔軟ではない時間指定」に気づく

その日注文したものは、翌日の17時以降に受け取れるということを知ります。17時か...というのが正直な感想。もっと早く指定できないのかな?という気持ちになりました。おそらく、配送のシステムなどのオペレーションを取りまとめるために指定されている時間からの受け取り開始になるとは思うのですが、もう少し早ければ夜ご飯に間に合うのになぁという感覚がありました。

実際に翌日の17時〜に受け取りに行ってみたら、とっても混乱してしまった。。

アプリの通知で商品が届いたことを確認し、受け取り場所であるカラオケの鉄人へ足を運びました。お店の「中」に冷蔵庫が設置されているため、わざわざわ入店しないといけないのか!というハードルの高さを感じました。

(※カラオケ店では写真撮影の許可をとれなかったため、店内に置かれている様子は撮影できませんでした)

気を取り直して、冷蔵庫の前に立った時「あれ、これどうやって受け取るんだっけ?」と急に不安になります。アプリの注文確認画面で受け取りフローが説明されているのをしっかり読まなかったため、QRコードをかざして冷蔵庫を開けるという行動をするという認知に時間がかかり、焦りました。

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引用元:https://info.cookpad.com/pr/news/press_2019_1021

このQRコードを読み取るエリアが初回利用ユーザーには理解しにくく、もう少しデフォルメされた情報がこのエリアの周りにないと「QRコードで冷蔵庫を開ける」というアクションを促しにくいかもしれません。

また、QRコードをかざしてもなかなか冷蔵庫が開かなかったので、それにも焦ってしまいました。(挙動不審になってしまったかも)よくある質問をみてみると、「スマートフォンのライト彩度をあげてみる」と読み取り易いというのをみて、無事開くことができました。

今後の大きな課題となりそうな「誰でも受け取れてしまうが故の受け取り間違い問題や盗難問題。」

冷蔵庫を開けてみて感じたこと、それは「同時に頼んでいる人の食材がめっちゃ並んでいるなあ」ということ。つまり、間違って商品を取っていくことが「できてしまう」システムになっています。冷蔵庫の中にはアルファベットで採番されたコンテナがあり、そのコンテナの中から自分の注文した商品をひとつずつ取っていくというシステム。同じ商品を買った人がいた場合は、同じようにコンテナに含まれているので、名前のラベルをよく確認しないと受け取り間違いが確実に起こります。

安心して受け取れない、というユーザー体験を初回から覚えてしまうのはいかがなものなのだろうか。というのが正直な感想です。

このような非対面で受け取れるサービスで必要なのは「安心できること」。でも今の冷蔵庫の仕組みだと、「盗難の可能性もあるし、受け取り間違いによる罪悪感を感じることもある」という状態になっています。

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引用元:https://cookpad-mart.com/

実際のアプリのレビューでも、受け取り間違いによる哀しい声が寄せられているのが気になりました。慣れてくれば、そのようなことも起こらないのかもしれませんが、初回利用のハードルは上がってしまいますよね。。

人の目につく場所にマートステーションが設置されている(=無人ではない)というのが防犯の一環になるという反面、開けてしまえばたくさん受け取ったとしても不審にみられない、という個人の性善説に委ねられているようなフローには違和感を感じてしまいました。この点が課題でもあり、非常に惜しいと感じました。(クックパッドのUXデザイナーの方、ぜひ体験の改善をお願いします...!)

おそらく、以下の点によってビジネス視点でこのような冷蔵庫のあり方になっているのだと思います。

・生産者がコンテナに入れやすい(時間効率の短縮)
・ロッカーのような形にしてしまうと、受け取り状況によって開かなくなる=食材を効率的に届けにくくなる
・ロッカー型にすると、台数を増やしにくい(製造コストがかかる?)

受け取り場所を増やし・効率的に配達をする>安心感を与える

現在はビジネス視点を優先させた冷蔵庫のあり方を感じられるため、今後サービスの拡大とともに「ひとりひとりが安心して受け取れる」という仕組み作りは必要だろうなと思いました。

また、食材によっては「生鮮食品(生魚)」と野菜、加工品といっしょにまとめられたコンテナに入れられるときの「一緒にして大丈夫なのか?」問題もあると思います。仮に数日受け取れなかった場合など、腐った食材がコンテナに混入した状態になってしまっていたら、他の食材に被害が出てしまいますよね。。この辺りも鑑みると、以下のような冷蔵庫が望ましいと感じました。

・冷蔵庫にタッチパネルの受け取り画面が導入されている
・QRコードをかざすと、該当のロッカーが解錠される
・商品をうけとってロッカーを締めると、「受け取ったか」の確認アナウンスが流れる
・扉を完全にしめたら、受け取った通知がアプリに届く

受け取って、そして調理をしてみる

実際に受け取ってみた食材(野菜)で、次の日の朝にサラダにして食べました。朝採れた野菜を次の日に食べられる、というのは新鮮でおいしい体験でとても良かったです。心なしか、いつも作るサラダよりおいしかったような...?枝豆は夕方茹でてみましたが、秋に食べる枝豆=特別感があって、これもワクワクしました。いいものを、食べているという感覚を身近に感じられるというのはとても良いですね。

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マートステーションを設置する集合住宅が増えてきた=自宅がスーパーになる?

色々調べていくと、マートステーションを導入・設置する集合住宅が増えてきていることがわかりました。

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集合住宅やオフィスなど利用者を限定したい受け取り場所では、関係者のみ利用可能にするセキュリティ機能を付与することができるそうで、関係者以外が商品を受け取りにくることもないとのこと。これは非常にいいですね!
共有部分であったとしても「受け取り間違い・盗難」を完全に防げるわけではないですが、利用者だけが利用できるセキュリティはとても大事だなと思いました。

マンションの共有部分などにあれば、「ちょい足し買い」が簡単に叶うので、まさに自宅にいながらスーパーがやってくるというような体験ができるのかもしれません。

駅構内に設置されていることもあるようです。仕事帰りにピックアップする、というのは時短が叶うのでいいですね。使い方によって、時間の有効活用にもつながるかもしれません。

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まとめ

こだわりの食材を気軽に楽しめる、少量から買いやすい。というユーザーニーズを叶える素敵なサービスでした。受けとり時の不安解消という課題は残りつつも、デジタル・フィジカル(リアル)を繋ぐ未来を見据えた融合事例。購入した食材をどう調理しようか?までレコメンドしてくれるのは、すばらしいですね。

もし、クックパッドマートを使ってみたいという方はクーポンコードを置いておくので、是非使ってみてくださいね。(初回利用時、1000円OFFになるそうですよ〜!)

クーポンコード:MCANNV

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