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科学技術普及室運営の実効を不断に高めるために

2023-06-03『労働新聞』6面
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

画像:平壌穀産工場の科学技術普及室(2023-05-03)

敬愛する金正恩同志は、次のように述べている。
「科学技術普及室は、勤労者が自らの単位の現行生産に貢献できる先進科学技術と専門技術を習得する場所とならなければなりません。」

科学技術普及拠点を通じた人材力量の強化を優先して力を入れることは、単位の発展を確固に担保するうえで重要な意義を持つ。
党の意志の通りに、科学技術普及室運営を実りあるように行ううえで、その実効を不断に高めることが非常に重要である。
大衆的技術革新運動を活発に繰り広げ、今年の模範技術革新単位称号を授与された単位に行くと、ある共通の事実に気がつく。科学技術普及室を訪れる活動家と勤労者の数が日ごとに増え、その過程で自らの強固な人材力量が築かれ、それを源泉に技術革新事業で実質的な前進が成し遂げられているということだ。
現実は、科学技術普及室運営の実効を絶えず高める事業が、どれほど重要であるかを語っている。

何よりも、科学技術普及室運営計画から現実性をもって立て、徹底して執行していくことが重要である。運営計画を月別、週別、日別、時間別だけでなく、部門別、職場別に細分化して立てることで、従業員が自らの専攻分野に必要な知識を充分に習得できる。
昨年行われた、2022年科学技術普及員講習では、科学技術普及室運営を活性化していくうえで創造された、優秀な経験が積極的に交換、共有された。
多くの普及員が経験討論で、科学技術普及室運営の実効を高められる秘訣の一つが、運営計画を現実性をもって立て、徹底して執行することにあると語った。
生産者大衆が科学技術学習に主導的に、積極的に参加できるよう、一回ごとの運営計画を新しく斬新に立てることで、科学技術普及室運営を、現時期に党が意図して望む通りに執行できる。
特に、単位の責任活動家は、運営計画を検討だけして、しっかり立てるようにと一般的な言葉で強調だけするのではなく、自らが直接単位の実態や従業員の知識水準、切迫した技術的問題を深く研究しながら、計画作成のためにともに苦労し、努力し、対策を立てなければならない。

次に、幅広く利用価値のある科学技術資料データベースを構築し、絶えず更新することが重要である。
科学技術資料データベースを離れた科学技術普及室運営は、考えることができない。資料閲覧過程がそのまま従業員の資質向上、技術革新へとつながるようにするのであれば、自らの部門、単位で切実に必要な科学技術資料でもって、幅と深度を広げたデータベースを構築しなければならない。
現在、多くの単位では、活動家と科学技術普及員が現場に出向き、職場、作業班が現行生産で担っている役割が何で、引っ掛かる問題を解くためにはどのような科学技術資料が必要かを具体的に把握し、それに合わせてデータベースを実りあるように構築している。
科学技術普及室運営の実効が高まっているなかで、従業員の技術技能水準は顕著に高まり、労働者発明家、創意考案名手の隊列が日ごとに増えている。
科学技術普及事業を受け持った活動家と従業員は、一つの資料を収集するにも、それが従業員の着想力を高め、単位発展を推し進めるような価値ある技術革新案を創造することに貢献できるかどうかを考え、責任的に行わなければならない。そして、世界的な発展趨勢を常に注視し、研究しながら、データベースを絶えず補充更新する事業も、恒久的に行わなければならない。

科学技術普及室は、決して備蓄用ではない。
人民経済のあらゆる部門と単位では、科学技術普及室運営の実効を高めることを、科学技術水準における差異、人材力量の差異を減らすための重要な方途と捉え、さらに奮起するべきである。

本社記者 パク・ヒョン

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