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パン1個で終えた昼食

2023-06-10『わが民族同士』
http://uriminzokkiri.com/index.php?ptype=cgisas&mtype=view&no=1247674
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

画像:洪水被害の激しい銀波郡大青里へ、自ら車を運転して訪れた金正恩委員長(2020-08-07、当時)

人類の歴史は、偉人にまつわる数多くの話を伝えている。それでも、われわれの敬愛する金正恩同志のように、祖国と人民への熱烈な服務精神を備え、少しの休息もなしに粘り強く献身の歴史を作っていく人民の慈父を、歴史は知らないでいる。
ひたすら祖国の富強繁栄と人民の幸福のため、自らの魂と精神力をすべて捧げる、敬愛する元帥。
敬愛する金正恩同志は、次のように述べている。
「われわれ人民を守り抜き、より高く敬い、不自由なく暮らせるようにするることは、私とわが党の第一の使命であり、確固不動たる意志です。」

いつの日か、敬愛する元帥がある単位への現地指導のため、幹部とともに現地へと向かっていた時の出来事である。
車窓を眺めては深い考えに耽っていた元帥は、ふと同行する幹部たちを見回し、忙しくて昼食をとっていないことについて話した。
幹部たちは驚かないはずがなかった。昼食をとっていないといっても、今が何時だというのか。幹部が腕時計に目を向けると、針は16時近くを指していた。
続けて、元帥は笑いながら運転士に対して、何か食べるものはあるかと尋ねた。
答えをしばらくためらっていた運転士は、パンが少しあると答えた。
やがて、運転士が渡したパンと水を受け取った元帥は、一個ずつ皆で食べようと幹部たちに勧めた。
もどかしさを禁じ得ずどうしてよいか困っている幹部を見ていた元帥は、遠慮せずに一個ずつ手に取るようにと述べた。
幹部はどうにもできず、パンを受け取った。
しかし、すんなりと口に入らなかった。食事もろくに取る時間がないまま現地指導の道を進める元帥の涙ぐましい労苦が込み上げてきたためであった。

このように、深い感動なしには語れない話でいっぱいであるのが、敬愛する元帥の革命日課だ。
ひたすら人民だけを考え、元帥が進む不滅の旅程に花咲いた感動深い話は、われわれ人民の心の中に刻んでいる。
この地には人民が望むあらゆる夢と理想、幸福がどのような献身の世界によって花開いているのかを。

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