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老兵優待サービス日誌

2023-06-04『労働新聞』6面
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

画像:祖国解放戦争参戦烈士の墓に花を手向ける老兵(2020-07-27)

敬愛する金正恩同志は、次のように述べている。
「社会的に、戦争老兵を敬い、よく待遇してやり、彼らが偉大な祖国解放戦争参加者であるという誇りをもって、彼らの人生を総括できるようにしなければなりません。」

この前、われわれが満浦市のある田舎の商店に立ち寄った時のことである。
われわれの目には、さまざまな食料品を手に感謝する人々の姿が映った。聞いてみると、彼らは戦争老兵の家族で、優待物資を受け取りに来たのだった。
商店では、老兵優待サービス日誌を作成し、老兵に対するサービスを、誠意を持って行なっている。日誌には、老兵の名前や住所などが詳細に書かれていた。販売員は、商店で行なっている老兵へのサービス活動について具体的に教えてくれた。
そのとき、ある女性が売り場に近づいた。彼女は老兵の義娘だった。彼女の話からも、老兵に対する市商業管理所の活動家、商店のサービス者の熱い真心についてよく知ることができた。
仕事が忙しく商店まで来られないときには、サービス者が家まで訪ねてくれるという話、建軍節をはじめとする機会のたびに、老兵のための多様なサービスを提供し、誕生日には必ずお祝いする姿を見ると、老兵である父をよくお世話しなければという思いが深まるのだと、彼女は感動しながら話した。
当地の商店で、老兵優待サービス日誌を整え、老兵に対するサービス活動により力を入れるようになったのは、数年前のことだった。
第6回全国老兵大会で行なった敬愛する総書記の演説に接した、経理のパク・スンヒさんをはじめとした、市商業管理所の活動家と従業員の心は熱く燃えた。
戦勝世代を、高潔な後世観と革命観を備えた革命の先輩として、誰もがみな永遠に見習うべき手本として扱うわが党の意志を体するには、まだまだやるべきことが多いという思いが巡った。
その日彼らは、より温かく老兵に接する心を持ち、老兵優待サービス日誌を作成して利用することにした。彼らは、老兵のための仕事を一つずつ探し出し、真心を捧げ、そのなかで日誌も分厚くなっていった。

田舎の商店で見た老兵優待サービス日誌、
そこには、革命の先輩を敬い、積極的に役に立とうとする高潔な義理がこもっており、決して雑に扱えるものではなかった。

本社記者 ソン・チョル

投稿者による補足

第6回全国老兵大会…1950年6月25日に開戦した祖国解放戦争(朝鮮戦争)を戦った当時の兵士を称えるため、2020年7月に開催された。朝鮮人民軍の金正恩最高司令官のもとでは、2013年(停戦から60年)の第3回大会から、2022年の第8回大会まで、6度開催されている。
朝鮮戦争では20歳未満の若い兵士も戦いに参加し、1953年に停戦協定が結ばれています。今年は「戦勝」70年を迎え、老兵の年齢も90を越えることから、大会の規模や演出に注目です。

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