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【38】夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業①【input】

こんばんは。いきなりですが、
「なんなんさんに、なんなんしておいで」

この意味わかりますか??

私は子供のころ、祖母の家に行くと必ず親に言われていたものです。




「なんなん」→「南無南無」→「仏様・拝む」


「なんなん」は鹿児島弁のようで、普通はそのまま「なむなむ」というそうです。

私の中でお経といえば「なんまんだー、なんまんだー」。

つまり南無阿弥陀仏。


私は阿弥陀如来を称える浄土真宗を信仰しているみたいです。
(言われたらそんな気がするけど、今日まで深く考えたことがありませんでした。。)


気になって色々調べてみると、鹿児島と浄土真宗の関係はとても興味深い歴史がありました。


鹿児島に浄土真宗が伝わったのは室町時代のこと。
しかし、戦国時代から300年に渡り薩摩藩よって浄土真宗は厳しい弾圧を受けてきました。

それでも、信仰する人々らは「隠れキリシタン」ならぬ、「隠れ念仏」を密かに唱え続けていたそうです。

そして明治になり、信教自由の令によって厳しい弾圧は終止符を打ちます。


今では鹿児島の仏教を信仰する大半は浄土真宗なんだそうです。


鹿児島の人は「さいごうさん」や「薩摩(藩)」など歴史や偉人に、とてつもない誇りを持っていますが、長い間その薩摩藩に逆らっていた事実を知り意外に感じました。


ちなみに先日ご逝去された、京セラの創業者・稲盛和夫さんも幼い頃に隠れ念仏を体験したことがあるそうです。




さて、今回は『夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業』のinputをしていきます。

input

三種の神器

①ペン
②紙
③俳号
 →下手でも恥ずかしくない
 →自分の句を識別できる
 →ルールない。♪や★などの記号もOK


音の数え方

チューリップ
「チュ」・・・小さい「ゃゅょぁぃぅぇぉ」→2つで1文字
「ー」・・・「ー」長音→1文字
「リ」
「ッ」・・・小さい「っ」→1文字
「プ」



正しい表記


古池や蛙飛び込む水の音
→改行したり、五七五の間に空白を入れない



俳句の技


①一物仕立て(いちぶつじたて)
 季語のことだけで俳句をつくること
 ありきたりな俳句になってしまいがちのため俳句全体の3〜4%しか存在しない

②取り合わせ
 季語以外の要素も入れて作ること


尻から俳句


クリスマス時の止まった腕時計
クリスマス・・・上五
時の止まった・・・中七
腕時計・・・下五

下五(普通名詞)→中七(下五を描写する言葉)→上五(季語を入れる)
【注意】上五にしか季語を入れてはいけない



五つの季節


春ー夏ー秋ー冬ー新年


十二音日記


十二音で日記を書き「俳句のタネ」をつくる

①「五・七」or「七・五」の日記を書く
 ・季語を入れない
 ・「うれしい」「かなしい」など感情を表す言葉を入れない

②心情の分析
 動   静
   ×
 明   暗

俳句のタネをどこに位置付けるか考える
①の心情に合う季語を入れる(=季語で心情をあらわす)


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