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なでなでこそVRChatならでは説

バーバルすぎる!バーバルすぎるよー!
日々のメールにLINEに通話、Twitterにチャットサービス!
在宅文化の現代において、コミュニケーションがバーバルすぎるのです!

老若男女が欠乏しているノンバーバルなコミュニケーションを手軽に摂取できる、それがVRChatならではの良さなのではないか、という記事です。

コミュニケーションは表情や身振り、声色といった情報が9割以上を占める…というのは拡大解釈ではあるのですが、それでも非言語的なやり取りって重要なのだと思うのです。

ということで、今回はVRChatにおける無言ムーブやなでなでについてゆるく語る記事でありんす。

無言にこそ現れるコミュニケーション

私は時と場合によって、無言ムーブと会話ムーブの両方を使い分けています。一見、無言は会話の下位互換のように思えるかもしれません。

しかし、無言だからこそ表現できる雰囲気があることに気づいたのです。

話す内容に応じて頷いてくれるであるとか、微笑んでくれるとか、突っ込んでくれるとか。
あるいは飲み物などのワールドのオブジェクトを持ってきてくれるとか、かと思えば何やら踊りだしたり、あたりをふよふよ飛び回るとか。

率直にいって無言勢って妙に可愛い人が多い気がしてます。単なる"話せない"という域ではなく、むしろノンバーバルなコミュニケーション力を存分に活かしてきやがるのです。

こういったやり取りを、現実世界以外で手軽に行えるサービスというのは中々無いものでありまして、いつもお世話になっておりますと言いますか。

ノンバーバルスポーツ、なでなで

こうしたノンバーバルなコミュニケーションの究極系が、なでなでなのではないかと思っています。

包むようになでるの図

ただのイチャつきだとか快楽目的というのとはまたちょっと違う。まず、なでる側の心理を考えてみましょうか。

  • どういう嗜好が好きだろうか……。リラックスしたいのか、あるいは年上から攻められる感じがよいのか……?

  • 反応がいまいち返らない! めちゃくちゃ不安!!

  • このなで方で反応があった! このなで方が好きなのか……?

  • 時間的にどうか……? やめ時か? 続けてほしいのか……?

そう、会話が無い分、こうしたものがぐるぐると頭を駆け巡ります。自分の持っているなで方という手札を切っては、相手の反応を見る。そして阿吽の呼吸をするがごとく、最大限に互いの心理を読んで求めるものに応じていく……!

こんなんもうe-スポーツじゃん!

なでる側の気持ちが分かれば、なでられる側もどう出るかは明らかです。

  • 無反応はかなり不安にさせてしまうから、まずは喜んでいる表情にしてあげよう

  • このなで方はとてもリラックスするから目をつぶって表現しよう

  • それすごく好きだから最大限の笑顔で!

  • 頃合いの時間だから真顔を増やしたり頷いて区切り感を出してみようかな

といった感じ。
ちなみに余裕が無くなると、ろくに表情が変わらなくなったり手をジタバタさせることが割りとあります。多分バレてる。これはこれで一種のコミュニケーションだからいいや。

そしてもう一度なでる側にまわってみると、なでてもらった方に恩返しが出来ているような心地になって、これはこれでまた違った幸福感が得られるのです。なんだこの幸せループ。

幸せホルモン生活

そんななでなでをして結局何になるのか。
よく言われるのは、"眠くなる"とか、"満たされる感じがある"とかっていうのがあります。
幸せホルモンや愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンは、見つめ合うことやスキンシップによって分泌されると言われています。
これによって、抗ストレスや抗うつ効果が期待できるのであるとか。

私にとってどれぐらい効果があるかというと、ちょっと引かれるぐらいやばい。
この前ですね、特になでなでが上手な方になでていただいたんです。
そのあと、頬の筋肉がちょっと痛いなー痛いなー、おかしいなーって思ったんですね。
VR機器というのは付け方によって、頬を圧迫するものですから。きっとそういうので痛くなったのだろうと。
そこでふっとVR機器を取ってみたら!
自分の口角がずっと上がりっぱなしだったんですよ…
ホラー。超ホラー。

"ならでは"だから何なのだ、というお話

といっても、なでなでや無言ムーブこそがVRChatならではなのだ! というのが正しかったとしても。
これを全面的に勧めるべきかというと、実はまたちょっと違うお話なのであります。

※この記事を書くための前フリであった何か

あくまで特徴的な良さがあるよねー、ということと、皆これをすべきだ! というのはまたちょっと違うのであるのです、というちゃぶ台返しオチ。

謝辞

口角上がりっぱなしにさせてくれる皆々様において、改めていつもありがとー! という次第。大体は脳内がハートで埋め尽くされるレベルになってしまっておりますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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