見出し画像

近所の3人おばあちゃんズ

お久しぶりです。うさぎマンボ改めうなぎマンボです。本当にお久しぶりだな。

最後の投稿から間が空いた理由は一旦置き、今日は題名の通り近所にいるおばあちゃん3人について書きたいと思います。

私は今春から就職のため、生まれ育った東北の地を離れ、関東で一人暮らしを始めました。

住んでいるアパートまでは最寄り駅から12分程距離があり、おまけに坂が多い地域らしく、ヘロヘロになりながらいつも帰宅の途につきます。
通勤以外にも買い物や遊びに出かける際にも歩く訳ですが、なんせ都会の団地、家々がミッチミチ、大抵決まったルートで帰らないと家に辿り着かないのです。

そんな私のお決まり帰宅ルートの途中で、決まって見かける人達がいます。
そう、彼女達こそが近所の3人おばあちゃんズです。

話は変わりますが、私が暮らしていた地元は高齢者が多く、高校の友達には「お前ん地域、ジジババと犬しかいねーじゃん」 と講評を頂戴するほど。そこで暮らす私は、小中学生の頃、通学時に近所の人達に挨拶をするのにハマっていました。というのも、お年寄りは必ず挨拶を返してくれるからです。掃除をするおばあちゃん、犬の散歩をするおじいちゃん、木を伐採しているおじさん…彼らと挨拶を交わすことで、LOVE&PEACEを噛み締めていたことでしょう。

高校になると自転車通学になったので近所の人に挨拶をするという機会はグッと減ってしまいましたが、吹奏楽部に入っていたので、すれ違う先輩、顧問には必ず頭を下げて「お疲れ様です。」、コンクールの舞台裏では他校の生徒とバチバチにお疲れ様ですコールをかますほど。大学でもガチガチにしきたりを重んじる系の楽団に所属していたので、挨拶は必須でした。人とエンカウントしたらまずこっちから挨拶を仕掛ける。
このように、私は挨拶にまみれた人生を過ごしてきたのです。

時を戻しますと、例によって自分が住む地域・帰り道・おばあちゃん(しかも3人!)がいるという状況に巡り会ったというわけです。
その3人は通り道にあるアパートの、コンクリートのヘリに座り、しかしお互い会話を交わすことなく、そこに並んでいたのです。

初めてエンカウントした時はもうね、「これこれこれ〜〜〜!!!!!」と思いました。これ、これさと。

その時の私の格好と言ったら退勤時で全身黒スーツ、着飾らない若者でした。これは挨拶チャンス!

心なしか、というかガッツリおばあちゃんズの6個の目もこちらを見てきます。

挨拶をしました。

「こんばんは〜」




🤶🤶🤶「・・・・・・・・・。」


完全に無視されてしまいました……。

こんな悲しいことありますか?

声量、謙虚な姿勢、共に申し分無かったと思います。
小学生の自分なら返事が来るまでしきりにこんばんはこんばんは言っていたところですが、1回の挨拶で3回分の無視を決め込まれてしまった気分になり、完全にめげてしまいました。

昨今猛威を振るうかのウイルス対策のために、3おばズもマスクを着用していましたが、これは実は「だんまりを決め込む」という意思表示だったのではないでしょうか。

それに3人が絶妙な距離感を保って座っているのも怖いのです。彼女達が妖怪ならば、
『葬者流・出威麈箪笥(ソーシャル・ディスタンス)』という技を使ってくるに違いないです。

これは今年の4月に体験した出来事ですが、季節が変われど普通にいます。夕方が一番遭遇率高いかも。
さりとてそこを通過しないことには帰れませんから、また近いうちにAISATSU BATTLEをしかけたいと思います。

以上、近所の三羽ガラス(ある集団の中で、特に優れた3名のこと)(最近覚えたのでドヤ顔で使う)のおばあちゃんの話でした。

余談ですが、3人のおばあちゃんズがいる道、他にもいつもモスキート音が鳴ってて不気味です。モスキー
ト音は若い人にだけ聴こえる周波数の高い音であり、不快な音として鳴らすことでコンビニとかにたむろする若者を追っ払うことができるというものです。マジでなんで住宅地で鳴ってるんだろうな。でもおばあちゃんズにはびた一文も効いていません。そういうことなのです。

それではこれから買い物に行きたいと思います。
さようなら。