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エイリアソ

ゼノモーフとは何かというと詰まる所はエイリアンという作品に付与されたパーツの一つに過ぎない。
1作目からして企業の営利目的の道具としての役割を背負っており、また、コヴェナントにしても、人類の被造物であるシンセティックが創造主を犯すための道具としてしか用いられていない(AVPは観てないので知らん)。リドリー・スコットはゼノモーフを“そういうもの”としてしか見ていないのだろう。
そういうわけで物語のテーマ的には、実はゼノモーフ自体に何かがあるわけじゃないのである。ゼノモーフはあくまで作品を成立させるためのアイコンに過ぎないのであった。
だが観客はゼノモーフに神性を求めてるためにコヴェナントにおけるゼノモーフの矮小さを許せないのである。

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