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母への言葉(2020/11/16)

この日 この時
せいいっぱい
ひとさまに
いかされて 生きる

十年ほど前
修行道場に上がる以前に
母へ贈った言葉だ

父に先立たれ
独り身となった母へ
お客様や周囲の方々に
助けられながらも
店の経営を続けて欲しいという
願いを込めて書いたものだ
今も店内に飾ってもらっている

仏道を学び
拙庵にて独り暮らす身となった今

改めて思う

「せいいっぱい」と力を入れることもなく
「生かされる」と助けられるまでもなく
既に 
この身は 
一瞬の隙なく 身体活動を続けながら
精一杯 生きている

この上は
刻々と移り変わる今を楽しみながら
肩の力を抜いて
天寿を全うしてくれる
ことを願っている






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