「メンバーがいません」
どうしてって、偶々、と答えるしか。
ねぇだから、なんにでも答えが必要なの、それは無責任なの。
友達は、世界は、なんとなくで出来てるよ。なんとなく遊んで、なんとなく食べて、なんとなく寝て、起きて、出掛けて、生きて、愛して、私、悪くないと思う。そもそも、何がいけなかったの。わからない、子どもだから、じゃなくて、教えて、ちゃんと。
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私、普通になりたかったの、だから、貴方じゃなくて、聞いたの、先生に。先生は、大丈夫だって、お前は何にもおかしくないって。なのに、先生の家にお呼ばれして、あのね、難しいんだけど、ぜんぶ台無しだったんだと思うの、最初から。だから、悲しいとか、そんなの、嬉しいのかな、わかんない、貴方が泣いてくれて、だめなの、もう。
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だめ、ずっとおかしいの、先生は、私を、すっかり、特別な子にして、そうして、だから、貴方は、眩しい。
その、おかしくかい、っていうの、おかしいよ、だつまて、いまも泣いてるんでしょ、泣いてるんだから、おかしいよ、やっぱり。二人共おかしくて、やっと嬉しい。すみません、ごめんなさい、忘れて、許さなくていいから、すみませんら幸せになってください、貴方は、夢だったから。
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「いまどこ」(既読)
「不在着信」
「不在着信」
「キャンセル」
「不在着信」
「不在着信」
真辺ふわは通話中のため応答することができません。
しばらくしてからもう一度かけ直してください。(T309)
「ねえ」
Unknown が退出しました。