void tRrLM(); //のプレイ感想文
いつぞやのps+のフリプで配信されていたボイドテラリウムを今更ながらにクリアしたので感想文です。
事前情報とかプレイ時間とか
事前に知っていたのは「ロリが酷い目に合う」というニチイチダナー程度の情報だけ。
かなり酷い目にあっていたのはたしかだが、実際に遊んだら「不思議のダンジョン」がお出しされたので普通にびっくりした。
全体を通した中身は育成+ハウジング+ローグライクって感じだろうか?
なかなか楽しかったのでトロコンまで含めて累計30時間ほどで遊び倒した。
ざっくりあらすじ
荒廃した世界で唯一の生き残りの女の子をロボットとAIが2人(2機?2体?)がかりでお世話しながら生活していくお話。
キャラクターの可愛さに対して世界が厳し過ぎるくらいで「かわいそカワイイ」に拍車をかけてるのが何よりも良かった。
難易度やらシステムやらの感想
全体的に自分的には丁度良い感触だった。
ローグライク形式なのもあり、時々の運によってダンジョンの難易度が大きく変わるのも楽しい。
ダンジョン関係
UIやらレスポンスやら、戦闘のターン進行やらも割とトントン動くのでストレスは少なめで良い。
あえて欠点があるとすれば敵の多い後半フロアになると稀に処理落ちする。酷いとそのままエラー吐いて落ちる。
ステージ難易度が、上がるとモンスターハウスなんかも出てくるのでそのへんの処理で大変なことになってるんだとは思う。
ただ、この辺は階層の切り替わり事に入っているクイックセーブのおかげでそこまで派手にロスする事がないのが救いだった。
落ちないのが一番いいけど、落ちても軽傷で住むのは助かる。
内装づくり
マジで楽しい。ff14のハウジングとかどう森家作りが好きな人ならこれだけでも十分に遊べる。
FF14で言うところの浮かせみたいなのもやろうと思えばできてしまう。
置いた家具に応じてトリコちゃんがリアクションを見せてくれるのも可愛い。ほんとにかわいい。100点💮
ストーリーの感想
※こっからネタバレあり感想文
ボリューム自体はかなり控えめなものの、比較的さっくりと起承転結でお話がまとまった印象。
ただまぁフルプライスで買うにはやや中身が薄いので、セール中を狙いたい価格ではある。
エンディングは分岐があり、人類を救うとトリコちゃんとお別れになり、トリコちゃんを救うと人類が本当に滅亡することになる。
どちらのエンディングもどことなく後味が悪いのが世紀末モノという世界観の良さを引き立てている。
自分はこういうの大好きだけど、ハピエン厨は泡吹いて倒れそう。
ストーリー分岐前の感想
途中まではほのぼのしてた事もあり、頭空っぽにして楽しんでたが、「クラウドAI」が登場したあたりから不穏な気配を察知。
AI同士で共鳴してなんかやばいことを始めるのでは…と思いストーリー道中は「ファクトリーAIの裏切り」が発生すると予想して対ショック姿勢を取っていた。
しかし実際のところは愛情かけて世話したトリコを本当に犠牲にする必要があるのか…と誰よりも葛藤していた。
このシーンだけでも本当にコイツ感情任せに人類滅ぼしちゃったんだろうなぁ…と痛感。
AIなのに人間臭くて好きだなコイツとなったものの、残念ながらAIとしては相当ポンコツである。
強制イベントにてファクトリーAIに近寄り、落ち着かせるためになにかするのかな…と思っていたところグーパンでAIを破壊させられた。そこまでせんでも…!
演出的にはクラウドAIとの通信中とエフェクトが表示されていたのでおそらくロボットが遠隔操作とかされていたのだと思う。
自主的だったらつらい、泣いてしまう。
ここの破壊有無で分岐があるのかな…?と思ってのに、分岐はもっと後だしファクトリーAI君はどう足掻いてもロボットパンチの餌食になることを後に知り悲しくなった。
ルート[0]
一応バッドエンド扱いらしいルート。
トリコを復興マシーンに入れ、半ば強制的に人類復興への道を歩み出す。
このシーンもクラウドAIからの干渉を受けているのか、ファクトリーAI破壊時と同様に操作が制限される。つら。
なおエンドロールを見る限り人類の復興は成功している様子。
世界にとってのハッピーエンドは圧倒的にこっちだと思ってしまった。
ルート[1]
一応ハッピーエンド。
クラウドAIに抗いトリコちゃんを連れて生き延びるルート。おそらくこのエンドが2に繋がる。
先にルート[0]を見てしまったこともあり、クラウドAIが背負っているもの、滅ぶ寸前だった頃の人類の願いや思いを把握した上でこのルートを進むのは結構辛い。
自分が当事者なら人類復興を捨ててトリコを選べるか…とかも考えたけどできる気がしない。
なんなら環境汚染マシマシの世界なんだし復興マシーンに入れたげたほうが長生きできる可能性すらあるのではないだろか…とすら思った。つらつら。
その他の要素の感想
オマージュネタが散らばってて楽しい
多い、結構ある。おせわっちだけではない。
キノコ形の装飾作れるようになったときに「キノコは昔マスコットだったけど、ペンギンに取って代わられた」
とか
ホタルの装飾が作れるようになったときに
「ホタルは子供を導いてくれる」
みたいな感じで、本編にはかかわらない要素での遠回しな社内作品のセルフオマージュがかなり多い。
自分が気がついた限りでも
ディスガイア系列
嘘つき姫と盲目王子
ホタルノニッキ
ハコニワカンパニーワークス
ロゼと黄昏の古城
あたりのネタを見つけることができた。
日本一ソフトウェアに詳しい人ならもっと見つけられるかも知らん…
知らなくても平気だけど、知ってるとフフッてなるような要素が大好きなので、この辺の小ネタ探しはすごく楽しかった!
まとめ
雰囲気良し!ストーリーよし!歯ごたえ良し!BGM良し!!!
不穏かわいいのとかかわいそカワイイの好きな人はグッとくるやつだなぁっておもいました。
ただし、前述してたとおり若干ボリュームが控えめなので、有名所の不思議のダンジョンをイメージするとやや拍子抜けかも。
DLCやら続編の2も出てる作品なので、そっちも余裕があるタイミングに手出ししてみたいなって気持ちになってます。
ちょびっと成長したトリコちゃんきになる。
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