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●これを知らないとドラフトで土地事故!?  ドラフトでもう一生事故らない方法『カードのレンジ』


こんにちは
MTGアリーナのモバイル版も出て
益々アリーナ人口は勢いを増しますね

僕の友人も、スマホでシャドバついでにMTGもやってみると
復帰した人もいて嬉しい限りです!


さて今回は『ドラフトの土地事故を回避』ということで
MTGとは切っても離せない土地事故
これを「回避する方法」を紹介します。

ドラフトで「土地ばっか引いて負けるな―」とか
土地のトラブルで負けが込んでる方は、是非参考にしてみてください!

色々な方法で土地事故の確率は減らせれるのですが
今回は『カードのレンジ』というテクニックについてご紹介します

筆者:AAA
今期のストリクスヘイヴン ドラフト順位はミシック66位
前回より順位が上がったのでうれしい
好きなものはうどん

●導入

―――某日 MTG初心者君とMTG博士

MTG初心者くん
「うがああああああああ」

MTG博士
「どうしたんだ初心者君、マウスを投げつけて」

初心者
「土地ばっか引くし 今度は土地引かないし
 んでもって最終戦は相手にボムレア出されて負けだよ
 二度とやらんわ こんな糞ゲー」

博士
「ふ、ふむ まぁ、運が悪いときはどうしてもあるからね……」

初心者
「その運が悪いの連続してるんだよ もう合計0勝9敗だわ
 MTGアリーナ、※確率操作してるんじゃね?」

※確率操作
ウィザーズが意図的に土地事故するよう調節している陰謀説
そんなわけがない


博士
「うーむ、そこまで運が悪いことが続いていると
 デッキやプレイングの可能性もあるね デッキを見てもいいかな?」

初心者
「デッキは強いよ 運がわるかっただけ」

博士デッキ確認中……


博士
「ふーむ、このデッキ内容だと すべての負けは
 採用してるカードのせいかもしれないね
 起きるべくして起きた マナスクリュー マナフラッドかもしれない」

初心者
「はぁ?デッキ弱いのはそうなのかもしれないけど
 マナスクリューとマナフラッドがどっちも起きるデッキとかおかしいだろ
 土地が多ければマナフラッド
 土地が少なければマナスクリューだ」

※マナフラッド:土地を引きすぎて萎えるやつ
 マナスクリュー:土地を引けなくてイライラするやつ

博士
「(さっきまでデッキは強いと言ってなかったかな……?)
 それがね『マナフラッドもマナスクリューどちらも起きやすいデッキ』はあるし 
 『どちらも起きないデッキ』も可能なんだ」

初心者
「うーん、そんなこと不可能だと思うけど」

博士
「では、今日は『カードのレンジ』という話をしよう」

初心者
「電子レンジみたいに 簡単にデッキを作れるようになるってことか!」

博士
「いや、そっちのレンジじゃなくて 『範囲』のほうのレンジだね」


●カードのレンジ

ということで、事故ばかりの初心者君でしたが
デッキ内容はこんな感じです」

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このデッキがなぜ
「土地を引きすぎる」または「土地を引かなすぎる」事態になるかというと
「カードのレンジが狭いから」ということになります

カードのレンジとは
「そのカードが有効に使えるターンの広さ」となります

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例えば「選択」というカードがあります
このカードは

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序盤:土地が足りない場合 土地を探してドローできる
終盤:土地を引かないように 土地を下に送って有効牌を引ける

こういうドロソは 序盤も終盤も強く
カードのレンジが広いということになります

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逆に初心者君が入れてる『2マナ14』

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これは確かに序盤であれば”壁”になるかもしれませんが
中盤以降は 壁としてもタフネス4では心持たないです
こういうカードを後半に引くと負ける理由になります。

他には「5マナ44 警戒 威迫」
これ自体は5ターン目以降であれば いつ引いてもおおむね強いのですが
「序盤」に引くと一切仕事をしてくれません
(レンジが狭い=絶対に弱いということではないです)

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では結局どんなカードを入れると良いかというと

・ドロソ
・後半も役立つ2マナ
・前半も使える重たいマナ
・除去
・Xマナのように マナコストに選択肢のあるカード
・起動効果
・強いカード

こういったカードを入れていると
マナフラッドやマナスクリューに対応することが可能です

ではそれぞれ
今好評発売中のストリクスヘイヴン
例を見てみましょう

●レンジの広いカード

[ドロソ]
導師の導き
激しい落胆

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ドロソは、そのマナコストさえあれば
追加のカードを拾ってこれるので
「土地ばっかで早く有効牌を引きたい!」というときにも
「6マナのカードのために後土地が2枚必要だ!」というときにも使えて事故を減らします

しかし「テンポ」は失ってしまうため
激しい落胆は4マナも使って2枚ただ引くだけなので、効果は薄いです

導師の導きはとてもよく 3マナで打てて
占術2 2ドロー相当なので 土地かそれ以外、欲しいほうを引けます
土地事故の確率を大幅に減らしてくれるでしょう。


[後半も役立つ2マナ]

さて問題です
2マナ14 クアンドリクスの初学者
どちらのほうが長く活躍してくれるでしょうか?

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……クアンドリクスの初学者ですね
序盤は魔技で土地を持ってきて 中盤は魔技で土地を持ってきて
そして、終盤は魔技で土地を持ってきてデッキを圧縮してくれます

こういったカードがデッキに多ければ多いほど
土地事故の確率が減ります。

ここまで強いカードじゃなくとも
ウィザーブルームの初学者とかも、後半になっても活躍するカードですね

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[前半も使える重たいマナ]
これはあまり種類は少ないですが
ストリクスヘイヴンでは精霊の傑作とかがあたりますね

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宝物にするのはもったいなさ過ぎてする行為ではありませんが
本当に土地事故ってるときに解消してくれるのは嬉しいです

”気まぐれな芸術家ルーサ”なども、一周して
『重たい、スペルコピーエンチャント』なのに、序盤14として壁になってくれると言い換えれますね。


[除去]
除去は生物と違って どんな盤面でも使いやすいです
先ほどの「ナマケモノ」も確かに強いのですが 盤面が硬直してくると
今更引いても・・・となりやすいです

しかし”色素の嵐”であれば 相手のナマケモノを倒せるし
飛行を倒せるし 効果がやばいレアも倒せます

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黒なら『取り除き』なども 序盤は3マナ以下を倒しつつ
後半はトークンカードを倒せるので、ストリクスヘイヴンでは息が長いカードといえるでしょう


[マナコストに選択肢]
これはドミナリアではキッカー
エルドレインでは出来事
イコリアでは変容
ではストリクスヘイヴンでは?

『履修』と『講義』です
ぶっちゃけ ストリクスヘイヴンなら履修と講義さえちゃんと取っておけば
土地事故とはおおむね無縁でいられます
なぜなら

序盤土地事故→2マナ履修から 環境科学で土地を持ってくる
中盤の微妙なマナカーブ事故→召喚学で穴埋め
終盤の土地引きすぎ→履修自体のルーティングや 予言学で有効牌を探す
          (緑青ならXマナのフラクタル)

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このように、履修と講義さえそろっていればあらゆるケースに対応できます
このように、選択肢の多いカードというのは
マナコストに対する性能が劣っても ”選べる”という点に強みがあります

[起動効果]
世間では”蛇口”なんて呼ばれることもある起動効果です

※蛇口=余ったマナを放出してくれるから

ストリクスヘイヴンでは
”ワームホールのウミヘビ”
”湿原のスペクター”などが該当します

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後半のマナフラッドに備えて、こういったカードが数枚デッキにあると
安心ですね

[強いカード]
最後は強いカードです
身も蓋もないのですが『強すぎるカード』というのは
いつ引いても活躍してしまいます

例えば詩人の羽ペン
そもそも履修がついてるのでいつ引いても強いのですが
序盤に置こうが 終盤に置こうが 11修正+絆魂は それだけビートを殺せます

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コモンだと”戦闘学の教授”や”獣魔術の教授”あたりも
終盤に引いても強いので 土地を引きすぎたと感じる前に、相手を倒してくれるかもしれません


●エンディング

MTG博士
「……ということで レンジが広いカードを使うことで
 今までと同じ運でも 土地の引きすぎ、引かなすぎ どちらにも対応できるようになるんだ」

初心者
「なるほど……でもさぁ
 結局土地2で詰まるときは詰まるんじゃない?」

MTG博士
「それはもちろん
 でも序盤にドロソや履修をすることで少しだけましになるのと……
 そもそも土地2は手札によってはマリガンして 土地3を探すのもありなんだ」

初心者
「カードレンジ関係ないじゃん!プレイングじゃん!」

おわり

●まとめ


・できるだけ序盤も終盤も活躍するカードを使おう
 (土地事故する可能性が下がる)

・それでも事故するときは事故する


ここまで読んでいただきありがとうございました!!
ハートをつけて下さるかはお任せしますが、ハートがつくと嬉しいです!

出来る限り土地事故があなたに起きませんように。

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