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AIの倫理、AIの経済性

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AIの技術的な面ではなく、社会実装面での問題や、その限界について、徒然に書いていこうと思います。
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記事一覧

因果を知りたがる統計分析と予測したがる機械学習

統計的手法としての機械学習 AIとか機械学習という言葉がニュースなどを通じて、耳目に達する…

意識と「教師あり学習」

 意思決定とか、意識というものは、自分が「行おうとしたこと」と「行った結果」のペアの記録…

教育、医療における「一人ひとり」に合わせるサービス、支援というビジョン

 教育や医療といった、ケア分野、感情労働の分野において、個別最適化が、サービスの革新のキ…

共進化的生成Deep Learningと矛盾をのりこえる子どもの「発達」との間の類似性

発達とは「矛盾」をのりこえること 障害を持っている子どもの成長の分析から、子どもの発達を…

ブラックボックであるAIとその責任論

ロボティクスについて「つぶやいている」ツィッターアカウントで、こういう指摘がなされていた…

ロボットの「裏方」と経済性

 近時の労働市場では、「企業の求人リストのなかで、ロボットを遠隔で支援する仕事は需要が増…

保育指針から分かるコミュニケーションAIの限界

 認可保育所の保育の「導き手」である「保育所保育指針」では、子どもの発達や成長の「領域」ごとに、知見がまとめられています。今回は、領域「言葉」の内容を分析して、コミュニケーションAIがなぜ難しいのかを考えてみました。 3歳を挟んだ「言葉」の発達段階の差 現在、保育施設で記録した発達記録の分析を進めています。  その分析を進めていくと、3歳児の1年間の成長のポイントが、言葉や人間関係といった、人とのコミュニケーションに関連する発達であることが分かって来ました。というのも、言葉

保育士 VS AI~いえいえ、まだ当分、AIは保育士の代わりにはなれません

 2020年には、AIは「過度な期待」」のピークを迎え、2021年以降は「幻滅期」に入っていくとい…

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