ビジネスホテルアルバイト時代の同僚

私がビジネスホテルで働いていた頃、一緒に働く仲間の中に、家族を持つ一人の社会人アルバイトの先輩がいました。

彼は社員への昇格を目指しており、時計コレクションが趣味で、特にロレックスの時計を好んでいました。

彼は仕事のさぼり癖があると噂されており、それが原因でなかなか社員に昇格できないでいました。しかし、彼の時計への情熱は他の何物にも替えがたいもので、アルバイトの身分でありながら、彼は複数のロレックスを所有し、特に007シリーズの限定モデルを愛用していました。

この時計はロレックスの中でも特に希少価値が高く、価値が下がることはないと教えてくれました。

彼は仕事中でも時計について熱く語ってくれ、彼の価値観によると、5〜10万円の時計を買うよりも、100万円を投じて購入する物の方が長期的な投資として価値があるとのことでした。

彼がアルバイトの給料でどうやってそんな高価な時計を手に入れているのか不思議に思い、尋ねてみたところ、ローンで購入していると教えてくれました。

ローンでの購入は私には未知の領域でしたが、彼は売却しては新しい時計を購入し、その楽しみを繰り返しているようでした。

彼は仕事中も時計を磨き、大事にしている姿が印象的でした。まるで時計が主役で、彼が時計に身に着けられているようにさえ見えました。

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