見出し画像

「展示会に出展したつもり動画」を撮って、活用してみる

一部の主催社の強行開催がTwitterで話題ですが、コロナショックでビジネス展示会が軒並み中止になっています。貴重な新規の見込客発掘・獲得の場である展示会がなくなることは、企業にとっては痛手です。ましてや、出展に備えて什器の準備をしていたら、その悔しさたるや私も一企業人として想像に難くありません。

こうした厳しい状況下、先日お会いした企業の方が新しい取組を始めておられました。それは、中止になった展示会に出展する予定で準備した什器を使い、展示会のように社員が商品紹介するというものです。

このせっかくの準備を少しでもムダにせず、活用しようとする姿勢に頭が下がりました。

よく展示会主催者による出展社紹介的な動画があります。

これはこれでいいと思うのですが、あくまでリアルな展示会があってこその、ちょっとブース紹介します動画です。
もうリアルな展示会はありません。開催されないのです。
展示会出展担当者のみなさん。ブースに立って商品紹介を担当するみなさん。展示会場のみなさんのブースで、来場者にどんなお話をされているか、どんなプレゼンテーションを行っているか思い出してください。

一つ一つの商品紹介。
来場者の課題に応じた商品活用の方法や事例紹介。
興味関心の高い方には具体的な操作方法の説明。
従来製品との機能・スペック比較。

お話される内容は多岐にわたっているはずです。そんな内容は掲示した一本のブース紹介動画ではとても足りないはずです。

そこでベンチマークになりそうな企業の動画を見つけてきました。
中興化成工業さんという高機能性樹脂の加工製品メーカーさんです。

こちらで制作されているのが例えばこんな商品紹介動画。

この実演と商品比較、実にわかりやすい!

こちらも、機能性を比較することで、商品の良さがとてもよくわかります。

みなさんの製品にもこうした様々な機能や特徴を持つものが多くあるはずです。そしてそれは、メーカー視点ではなく、ユーザー視点に立てば、様々な切口で動画化できるのです。
優秀な営業マンが、見込客や顧客の課題に応じて自社製品の特徴や利用するメリットの表現や説明の組み立てを変えるように、動画もまたそうすべきなのです。一本会社紹介ムービーを撮って、ドヤッているご時世ではもはやありません。

こうして様々な商品紹介動画をつくっておけば、その後のメールなどを使ったナーチャリング活動にも活用することができます。

展示会の動画活用

ただ、残る一つの、最大にして解決が難しい問題があります。
それは、展示会は新しい見込客の獲得が目的で出展するのであって、展示会に出られないなか、それらの見込客にどうやって動画を届けるのか?という問題です。
様々な企業が集まり、それを目当てに不特定多数の人々がやってくるリアルな場を、web上に再現することは残念ながらできません。リアルな開催に慣れきっている主催社はそうした場を用意することはしないでしょう。
ですので、まずは自社で始めてみるしかありません。
自社のリードに対して動画を届ける。それで反応があればめっけもの。
もし、自社製品と親和性の高い企業もこの動きに追従してくれれば、互いのリードに動画を届け合うということもできるはずです。

私がプロデューサーをつとめる動画制作システム「1ROLL」も、出展予定だったいくつかの展示会が中止になってしまいました。

このソリューションは、みなさんの展示会のピンチをチャンスに変えられると信じています。私が実践した動画を活用した展示会マーケティングのノウハウも惜しみなく提供します。
もし、ご興味があればぜひお気軽にメッセージください。

こうしたアイデアや実践のポイントなどを詳しく解説した書籍を刊行しました。

書籍の内容は下記の動画で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。


明日、動画を活用せよと言われた時に役立つフレームワーク、切れば血の出る事例、ビジネスアイデアを紹介していきます。zoomを使ったオンライン個別相談にも対応していますので、お気軽にメッセージください。 https://www.1roll.jp/demo/