見出し画像

ラプンツェル男の名器。

今回は特に頭おかしい回です。
不快と感じたらすぐ移動してください。
では、行きます。



夫は紛れもなく「こどおじ」であった。
結婚するまで。
こども部屋に住んでいるおじさんである。
妖精ではなかったんよね。
DTじゃなかったから。たぶんね。知らんけど。

振り返ると私が交際した相手はほぼこどおじか、そうなりそうな男だった。
今日は作業しながら、なぜにそんなことになったのか考えた。


男はほとんどがマザコンである。
母を嫌悪している場合もそのくくりに入る。

甘え→拒絶→自立

が、大まかに健全な成長のプロセスだ。
これがスムーズに適切な年齢で起きていれば、成人後に妙に母親を求めたり、憎悪したりしないで済む。
これは、偶々生まれた環境によってできたりできなかったり。
貧富の差が違いをもたらすのではなくて、どれほど理性的な性質、精神的な余裕を親子が持っているかにかかっていると思う。

この発達に失敗している男を私は引き寄せてしまっていたのかもしれない。
私もマザコンを拗らしていたから。
なんとかして母の呪縛から脱出しようと私自身は試みていた。
結果的には子を産み育てることで女は母を客観視して、どんなに憎んでいても苦労を知って、感謝までいかなくても存在を認めることになる。
母との葛藤を乗り越えて、私は子連れの騎士になった。

夫と結婚した経緯はこちらに書いた。


夫は私の顔と身体が好みだそうだ。
「ちょうどいい」と笑顔で何度か言われた。
好きだとかかわいいなどと言わない代わりに、ちょうどいい、と言う。
夫は神経質だし、妥協を知らないので、ちょうどいい女でなければこども部屋を出るつもりがなかったのかもしれない。

夫は母に呪われたラプンツェルで、私がユージーンだった。
姫を目覚めさせてしまったせいで(笑)、私は舅と姑にめちゃくちゃ虐められた。
かわいいから(おじさんなのに?)傍に置いておきたかったのだろうが、この家族は異常だと私は経験上わかったので徹底抗戦した。
いい加減、嫌気がさして私は夫ごと捨てて町を出ようとしたが(義父母から人格攻撃された)、まだ小さかった娘がこの町に住みたいと言ったため思い留まった。
けっきょくいまも呪わしい義父母の近所に住んでいる。
もう長いこと会っていない。
夫にとっては唯一の親なので和解して会うよう進言しているが、惚れた私を貶した罪を赦していないようだった。
そこは本人のことなので、数年に一回くらいは声をかけて後は放置していて、私は自分の親と向き合うようにしている。

夫は私をちょうどいいと言うが、私にとっても夫の身体は逸材だった。
男を何人か見てきたが、そのなかで断トツの名器の持ち主なのである。
顔は正直言ってキモい。雰囲気もキモい。
スーパーなどで買い物中に別行動をしていて、合流するために近づいてくると「不審者きた」と本気で思う。空気がヤバい。真面目に。
日常でも変な男だなーと思っているが、脱いだらすごいのだ。
上手いかどうかではなく持ち物がすばらしいのだ。
風俗嬢に本番をおねだりされたらしい。←違法!ダメゼッタイ!

私は結婚に夢とか理想がないので、愛が減退して不満だとか、もっと私を見て!みたいな、世に溢れる人妻の煩悩みたいなものはない。
いまはただ、ヤッて楽しい夫がいて有り難い。
愛とか恋とかではなく。
カラダ目当てなのである。お互いに。
夫には情緒的に女を満足させられるような器用さがないし、ロマンティストでもない。
そういうところは期待していない。


夫は事後に「不能になったらどうなるんやろう……」と自虐して言う。
それな、と私は思う。

どうなるんやろうなー。




覗いてくれたあなた、ありがとう。

不定期更新します。
質問にはお答えしかねます。

また私の12ハウスに遊びにきてくださいね。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?