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2020年を振り返る

少しだけ2020年を振り返ろうと思います。

2020年は全世界がコロナウイルスに振り回された一年となりました。

僕個人としては、1月から演奏会が続く多忙なスタートで「好調な出だし」と感じていたのもつかの間、2月中旬からコロナウイルスによる演奏会キャンセルが相次ぎ、3月8日の無観客生配信への出演を最後に8月20日のコンサートまで半年間、一切の仕事がなくなる経験をしました。

実は2011年の東日本大震災の時にも、世の中の自粛ムードに巻き込まれ音楽界が少しの間停止していた時期がありました。その時チャリティーコンサートなどを積極的に開催し音楽の灯を消さないように行動する仲間を見ながら、何も出来なかった自分への後悔がずっと心にありました。

そんな後悔もあって、今回は「いま自分に出来る事は何か」を考え、すぐにYoutubeチャンネルを開設して初心者のための講座を配信し、その後コントラバス奏者たちとの対談シリーズを開始。毎朝の基礎練習の生配信、オンラインレッスンも積極的に実施し、誘われたリモート演奏には全て参加しました。緊急事態宣言が解除された際には長期の休みを想定して運転免許取得に通い、妻と共に自宅の大断捨離も決行。コントラバスコンテストの資料もここぞとばかりに準備をしました。ベランダにテントを張ったりして子供たちとの時間もたくさん過ごしました。毎朝走り込みを欠かさず、トレーニングを継続する一方で、夜な夜な音楽家仲間とオンラインのサッカーゲーム大会を開催して「誰かと繋がる時間」を作ったりもしました。

充実したコロナ禍、という言葉が適切か分かりませんが、それなりに忙しい時間を過ごしてきました。

サッカースクールは6月から再開し、演奏や指導の仕事は11月くらいからほぼ元通りの忙しさに戻ってきました。ワイドショーは未だに一日の陽性者数の発表に忙しくしていますが、そんな数字に惑わされることなく、「過剰に怖れず正しく恐れる」の精神で過ごしています。

来年3月に予定しているコントラバスコンテストも無事に参加者が集まり、既にこの大晦日も準備に追われています。既に演奏会の予定もかなり入ってきて、ますます忙しくなる事が予想されますが、2021年も「背伸びせず、自分に出来る事を全力でやる」という意思はブレずに持っておきたいと思います。

「少しだけ」と書きながらすっかり長くなりましたが、皆様一年間noteでのお付き合いをありがとうございました。また来年もどうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお迎えください。


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