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Dモーニングの「元女神のブログ」と「赤ちゃん本部長」がスキ

ヘッダー画像は、元女神のブログの画像をお借りした。

Dモーニングは、漫画雑誌のモーニングの電子版。サービス開始時に、月額500円という破格な金額でスタート。GIANT KILLINGやへうげものを読んでいて、宇宙兄弟とかも連載にあったので、すぐにサービスを契約しました。(別途noteに書く予定ですが)このサービスきっかけで「子供はわかってあげない」にも出会いました。個人的には、その後コミックDAYSが始まり、980円でモーニングや、月刊少年マガジンが読めるようになったので、そちらに移行しました。

それでも、Dモーニングアプリはそのままスマフォに入っており、毎週木曜日の更新を楽しみにしています。それはDモーニングが「Dモーニングオリジナル」としていくつか専用の連載をしているから。その中にタイトルでも上げた、「元女神のブログ」と「赤ちゃん本部長」があります。これ、もうちょっと話題になっても良いのではないかと。(いや、俺が話題になっているのを知らないだけかな。)

元女神のブログは、最初読み切りとかもあったのかな。いわゆる、「金の斧、銀の斧」の話があるじゃないですか。あの泉の女神が、人間の男性と結婚して子供を授かって、日常をブログにアップしてという話。これが「元女神」という設定をうまく使って、家庭の問題をうまく表現していると思う。

それ以外にも、お坊さんと結婚したサキュバスの家庭の話とか、狼男と結婚した家族の話とか。ここのところ、Dモーニングで公開されたいた、王子様とお姫様の結婚の話なんて「うわー、この設定をうまいこと使って、問題を分かりやすく表現している。」ってちょっと感動した。正直なところ、自分自身で直接起きている問題ではないし(もしくは起きてないと思っている)、ネットでそういう家庭問題の話を目にする内容を描いているという作品だと思うけど、だからこそ(特に女性から)は、共感を得られるんじゃないのかなと。しかもこれをいわゆる女性向け漫画雑誌ではなく、男性向け雑誌でやっているのは、価値があると思う。うまくいえないけど、読んでいて色々考えます。

男性向け雑誌でやっているから意味があるということでは赤ちゃん本部長も同じかな。これも、絵柄から単なる設定からのギャグ漫画かなぐらいに思っていたのですが、いやいや、性差別とか、ジェンダー問題とか、子育て問題を絶妙に盛り込んでいて、「やんわりとした意識改革」につながると思う。

絵柄も含めて、ギャグ漫画のテイストにしているから、設定を受け入れられるし、読みやすいんだけど、例えば昔ながらの部長タイプの人が、セクハラ発言やパワハラ的なことを言ってしまうと、「ピーー」って笛吹かれて注意される。現実にはそんなことできないけど、ギャク漫画テイストだから受け入れてられるだけど、そこで語られる内容はリアルなんだよね。さらに、その昔ながらの部長タイプの人も、その指摘を一生懸命受け入れる姿も描かれている。いろんな問題を表現していて、でも押し付け感は無いんだよなぁ。

モーニングは他にも、「むか~しむかしの」のスキかな。おとぎ話を現代に置き換えて、ちょっと毒を効かせて。あと「紛争でしたら八田まで」も気になる連載。これはもろに世界で起きている紛争問題を扱っているんだけどね。モーニングは扱う題材を漫画でうまいこと表現するのがうまい雑誌なのかなぁ。Dモーニングサービス以降、スキな雑誌です。ぜひ、みなさんも読んでみてください。



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