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#1 【競歩系YouTuber】三澤凌選手の紹介

【プロフィール】


第1回は.walkの立ち上げメンバーでもあるヤマガタマカショウズの三澤凌選手に取材しました!

ぜひ最後までご覧ください!


【陸上とは無縁の中学時代】

小学生の頃はテレビゲームしかしていなかった三澤選手。

体型はぽっちゃりしていて、校内マラソンでは下から4番目だったことも。

そんな運動とはかけ離れた生活を送っていた。

中学校では部活動が強制だったため、親から勧められた卓球部に入部。

この時点ではその後10年以上も陸上を続けることになるとは思いもしれず…


【軽音部に入りたかった高校時代思わぬ形で陸上の世界へ】

卓球部引退後ギターを購入した三澤選手は、高校でバンドをしたいという思いから最初は軽音部に入りたかったんだとか。

しかし、友達から陸上部に誘われて見学に行くとそのまま陸上部に入部。

実は卓球部引退した後、ダイエット目的で毎晩家の周りを走っていたこともあり、走るのが嫌いではなかったようだ。


【高1の3月ある理由で競歩へ転向】

陸上部に入部後は長距離種目1500m〜5000mをやっていた。

しかし、ある理由で競歩へ転向することになる。

それは「県大会へ出場するため」であった。

長距離ではあと1人で県大会を逃すことが多かった三澤選手。

競歩だったら県大会に出場しやすいと考え、高1の3月に自ら志願して競歩へと転向した。


【陸上人生で1番印象に残った東北インターハイ予選】

競歩へ転向してからは幸いにも顧問が競歩の先生だったこともあり、力をつけていった。

高3のインターハイ予選では県大会を通過し、東北大会へと駒を進めた。

そして、この東北総体が三澤選手史上伝説の試合になったという。

ご本人いわく、この東北総体は「いろんな要素が詰まった大会」だった。

  • 前日に同じ高校の競歩の女の子が5位入賞し、緊張MAXになる

  • スタート後時計が止まるアクシデントに見舞われる

  • 3000mで警告が2枚出る

  • 結果が確定するのにめっちゃ時間かかる

そんな状況の中で掴んだ6位入賞&国体標準記録突破。

友達に誘われてなんとなくはじめた陸上で全国大会に出場できる日がくるとはまさに人生何があるかわからない。



このインターハイ予選東北大会の模様についてもっと詳しく知りたい方は、三澤選手のブログをご覧ください↓ ※臨場感たっぷりです!


【競歩からは一旦離れた社会人生活】

社会人になってからもそのまま競歩を続けたかと思いきや意外にも競歩は高3の国体以来やっていなかったという。

理由は「国体を失格して面白くなくなった」から。

全国に行ったら自分の競歩が通用しないことに落ち込み「2度と競歩なんかやるかー!」と思ったほど。

競歩は県選手権に出場するくらいで、山形県縦断駅伝に出場するために長距離に力を注いだ。

すごいのが、社会人2年目に5000mで15'47"15の自己ベストを出している。


【再び競歩の道へ、きっかけはあの人?】

競歩から離れて5年程が経った2017年。

ある人物の影響で再び競歩の世界に引き込まれていく。

その人物とは山田康太選手。.walkでもお馴染みの選手だ。

右が山田康太選手

山田選手が就職で山形県に来たことをきっかけに山形競歩のコミュニティが立ち上がった。

そこで三澤選手も山形競歩のメンバーに加わり、再び競歩に熱中するようになる。


【オンラインTTに奮闘】

競歩のコミュニティができ、幅広い年代の競歩選手が切磋琢磨して練習することで自身も力をつけていった。

しかし、2020年世の中はコロナによる影響で陸上の大会は相次ぎ中止となった。

東北高校総体の中止が決まったことで三澤選手は「これまで頑張ってきた高校生たちが表現できる機会をつくりたい」と思うように。

それを山形競歩メンバーに相談したところ全国規模のオンラインTTを実施することが決まる。

山形新聞にオンラインTTの挑戦が掲載される

前例もない未知の挑戦に参加者をどう集めるかに苦戦。

Twitterで競歩関連のアカウントにDMしたり、知り合いを通じて宣伝してもらったりしてできる限り周知して参加者を募った。

その成果もあり、予想以上の参加者で盛り上がり無事オンラインTTを終えることができた。


【競歩系YouTuber始動】

ご存知の方も多いかと思うが、三澤選手といえばYouTubeではないだろうか。

陸上系YouTuberのたむじょーやTKD(たけだ)を見ていて自分もYouTubeをやってみたかったという。

また、競歩を扱っているチャンネルがあまりなかったこともあり、自分がYouTubeを始めることでもっと競歩が広がるといいなという思いもあった。

2021年8月29日に初投稿して以来、1年以上動画をあげ続け2022年11月現在チャンネル登録者は132人、投稿した動画は75本にも及ぶ。

仕事、競歩、YouTubeをこなし続けることは並大抵のことではない。

それでも自分の動画をみてくださった方が山形競歩の練習会に来てくれるなど嬉しいこともありやりがいを感じているという。

ぜひ気になった方はチャンネル登録して動画を観てね。


【今後の目標】

今後の目標は来年の高畠で35km競歩に挑戦すること。

競歩歴も10年以上になるが、20kmが最長だという。

35kmという未知の世界に挑戦すべくこれから1年かけて準備していくようだ。

【その他質問コーナー】

Q.競歩をはじめる前の競歩の印象は?

A.「県大会に行ける種目」、「誰もが避けたい種目」


Q.商業高校へ進学した理由は?

A.「進学」と「就職」のどちらも選択できるため


Q.高卒で就職を選択した理由は?

A.進学してまで学びたかったことがなかったから


Q.大学進学するとしたらどこに行って競歩したかった?

A.山梨学院か東洋


Q.10000mWや20kmWに抵抗はなかったか?

A.抵抗はなかったが、歩き切れるか不安はあった


Q.会社勤務はどんな感じ?

A.勤務時間は8:45〜18:00だが、残業があって20:00くらいに帰宅


Q.現在の練習はどんな感じ?

A.平日は帰宅後最低でも40分ストローはしている
土日は練習会でポイント練習することが多い


Q.今後やってみたいYouTubeの企画は?

A.1500m牛丼、起きてすぐにTT、100m競歩


Q.競歩はいつまで続ける?

A.今のところ辞める予定はない
※仮に引退するとしたら引退試合は山形県選手権と決まっている


Q.子どもができたら競歩勧める?

A.勧めない(本人のやりたいことをやらせたい)


Q.好きなアーティストは?

A.「BUMP OF CHICKEN」、「SHANK」


【まとめ】

本日はヤマガタマカショウズの三澤凌選手をご紹介してきました。

三澤選手の取材をしていて、本当に陸上が好きで楽しんでやっているのが伝わってきました。

山形競歩メンバー集合!


こんな感じでこのnoteでは.walkの競歩選手たちのあれこれを掘り下げていきますので引き続き楽しみにしていただけましたら嬉しいです。

次回は誰だ!?お楽しみ〜

おわり

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