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雲霧仁左衛門 3(原作改変)

「山崎努Ver」「仲代達矢Ver」をDVDにて鑑賞し、「新潮文庫」で読みました。
まァ、どれも10何年ぶりかにひと通り一気に擦りました。
その作品の1つ1つの初見時期がバラバラで離れているせいか、ストーリーが3作毎にこんなにも違うとは新ためて驚いた次第です。
もちろん、原作である池波正太郎の小説は元本なんですが…。

映画版は、もう観ないだろうな…。
昭和の御殿様お姫様時代劇に次郎長ものやエロシーン、決闘殺戮シーンをくっつけたような…、
ラスト近くの濠を行く仲代達矢の演技は「影武者」の悪夢のシーンを彷彿させたけれどこちらの方が先だったか…。

いやぁ〜、酷い…、残念、勿体ない…。

山崎努Verのラストは、原作ではなく映画版が元ネタですかね…?  
それも、犯しな話だなぁ~。

どうして、映像化するにあたってこんなにも変えちゃうのですかね…。
テレビ・ドラマはシリーズ化するにあたって話を少々膨らませるのは理解できるにしてもです。
こういうのは、誰が指示というか発案するのでしょうか?
どの段階で…?
そこに興味がいっちゃいますね、
話によると原作変更を認めないという作家がいらっしゃるそうですが、そうでない場合はOKということ…。
う―ん、よく解らないです。
そして、
「斯々然々で変えたのよ」
というのを知りたいな…と思いました。

クラシック音楽やスタンダード曲のアレンジというか表現の違いと同じですかね…。いやぁ、域を脱していると思いますが…。

昭和の役者さんが存るうちに原作バージョンを残しておいて欲しかったと思います…。

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