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#自然の郷ものがたり

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阿寒摩周国立公園に住む方々の声を集録したフリーペーパー「#自然の郷ものがたり」の記事を公開しています。
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#移住

【自然の郷ものがたり#14】自分が受け取った感動を次の世代に渡す。倒れて苗床になる樹のように【聞き書き】

短大を卒業後、札幌のホテルで働いていた佐藤圭子さんは、23歳のときに転勤で阿寒へやって来ました。もともとインドア派だったこともあり、自然に囲まれた阿寒の暮らしには楽しさを見出せずにいましたが、地元の人たちとの接点が増えていくにつれ自分の中で思わぬ変化が起きたといいます。 今では自他ともに認めるアウトドア派となった佐藤さんに、自然が好きになったきっかけや、知られざる温泉と環境との関係性、倒木から学んだ価値観などについて伺いました。 ※この記事はドット道東が制作した環境省で発

【自然の郷ものがたり#11】親から子へと受け継がれた、 自由な意志と確かな地域愛【聞き書き】

屈斜路湖畔に佇む、可愛らしい三角屋根が特徴的な「SOMOKUYA」。ここは小樽市出身の土田祐也さんと埼玉県出身の春恵さんご夫婦が経営していているアウトドアガイドと雑貨販売のお店です。 二人がこの町にやってきたのは、今から約20年前のことでした。ガイドとして独立した祐也さんの仕事を春恵さんが手伝うことになり、それをきっかけに結婚。2009年に「SOMOKUYA」を立ち上げ、今では高校2年生になる渉介さんと、中学3年生の英恵さんの家族4人で暮らしています。 移住者として弟子屈

【自然の郷ものがたり#9】変わりゆく川湯の、変わらない景色。私たちが未来に引き継ぎたい「地元」の姿【座談会】

古くから温泉街として愛されてきた川湯には、今でも全国から人が集まってきます。最近では、新しいお店がオープンしたり移住者が増えていたり。地域を愛する若い世代の思いが芽吹き始めているようです。 この座談会に集まってくれたのは、弟子屈生まれ、弟子屈育ちの4人。全員が川湯で観光客と関わる仕事をしながら、それぞれのやり方で地域の魅力を伝えています。彼女たちが川湯を愛する理由を聞いてみましょう。 ※この記事はドット道東が制作、環境省で発行する書籍「#自然の郷ものがたり」に集録されてい