18/365 【ぐずぐず】 完璧な初雪の午後
2020年、感情noteを始めます。
心が震えたお芝居や映画や本、訪れた場所といったコト録も続けますが、それらは言わばハレの日。その合間にある「普通」の毎日を、も少し書いてみたいのです。でも、何でも良いってなると、ちょっぴりハードルが高いんです。
感情は毎日動くもの。喜怒哀楽のようにパッキリしたものもあるけれど、その隙間にある色とりどりのあわいも見つめてみる。良くも悪くも、なんかもやっとしたやつ。1日を振り返って、感情がなーんも沸かなかった、なんて日もあるかも知れません。それはそれで興味深い。
写真と140字だけの日もOK。ちゃんと整理できていなくてもOK。毎日書いていたら、何かが変わるかも知れないし、何も変わらないかも知れません。なーんも定かではありません。
でも、やってみたいをやってみる。できることなら、365日。意地っ張りな自分を見据えた上での、やってみようを始めます。
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雪が降っていて、うちには牛乳がない。
昨日の朝飲みきってしまったのだ。
帰りに買ってこようと思って、忘れてしまった。
今朝起きたら、無いことすら忘れていた。
翻訳作業の休憩で、カフェ・オ・レが飲みたくなった。ミルクパンをコンロに置き、冷蔵庫を開けて、思い出した。
そうだ、今日は牛乳がない。
窓の外は初雪。
私はまだ、部屋着のジャージ。
午後2時には家を出なければならないのに。
カフェ・オ・レを飲みたい。
着替えなければならない。
家を出たくない。
なんならぬくぬくの電気毛布からすら、もう抜け出したくない。
でもカフェ・オ・レは飲みたい。
薄い肌色のコーヒー飲料が飲みたい。
わがままを言えば、誰かに淹れて貰いたい。完璧なファンデーション色の、暖かいカフェ・オ・レ。ザクザクのナッツ入りのスコーンもつけて。
それでこそ、完璧な雪の土曜日が仕上がるのに。
言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。