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はっとの日

8月10日は「はっとの日」

日本記念日協会認定の登録記念日なのです。

カレンダーの並びの関係で、この日はお盆休みと重なるため、今年は一週間前倒しの8月3日と4日に「丸光はっとの日」が開催されました。

丸光製麺さんのHPはこちら。

ご縁いただいて、浅草のK’s café にてはっとフルコースを頂きながら、気仙沼での丸光製麺さんの復興のこれまでと今のお話を伺ってきました。

いつもはお菓子を作っておられるパティシエさん。今日ははっとを使ったフルコースを供してくださいます。

前菜。はっとのフリットが驚きの美味しさ。イカのフリットのむちむち版。びぃるの新たなお友達。

一番好きだった麻婆はっと。パスタとも、おうどんとも違うもっちり感。和洋中どれにでも寄り添ってくれるのは、卵が使われていないからかしら。麻婆との絡み具合もびっくりしました。

ピリ辛な餡と、ほっとするはっと。プレッツェルのホワイトチョコかけの、「あまーい!」「しょっぱーい!」が無限連鎖してずっと食べてしまう関係性と似ています。

デザートもはっとです。フルコースの看板に偽りなし。白玉のデザートと比べ、あんことの絡み力がアップします。ああ、はっと、って、おかあちゃんな感じがするんだな。

気仙沼について、東北について、思いを馳せる機会が最近は少なくなりました。

「他にも自然災害に遭われている地域があります。そちらに意識が向くのは当然です。人は忘れるものです。でも、忘れて欲しくない気持ちもあります。」

記憶は風化します。かの地に住む人の、あの日の記憶は、忘れられるものではないでしょう。それでも、記憶の痛みは和らいで欲しい。その分、わたしが憶えていよう。

「頑張って、ということを躊躇ってしまう人もいるでしょう。でも、わたしはメールに書かれた”頑張って”という言葉に励まされています。」

頑張っていない人なんて、いないと思います。もうこれ以上頑張って、なんて言えないと、わたしもその一言を躊躇う人間の一人です。でも、そんな考えすらも、遠くにいる人間の傲慢さである、と顔面パンチをくらった瞬間でした。

海が開いても、あの日、海岸に打ち上げられた大切な人を思い出す。それでもなお、海はそこにある。夏はくる。

今年は必ず気仙沼を、石巻を、陸前高田を再訪しようと思います。美味しいものを頂きに。笑って再会するために。

写真は、2013年に訪れた気仙沼の紫市場。


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