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大河ドラマ 「光る君へ」感想編

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今年もやります、大河ドラマ感想編
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記事一覧

【乗るかそるかとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第19回

帝を介して、道長とまひろの思いが通じ合った回でした。 コツコツと自分の信じている道を進む…

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【色香とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第18回

悪い人が改心するのはご退場フラグな回でした。 史実とはいえ、「あの世の父上を驚かすような…

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【うつろいとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第17回

お寺参りの回に続き、紫式部爆誕への助走に勢いがついた回でした。 藤原寧子の「蜻蛉日記」に…

いしまるゆき
3週間前
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【汚れ仕事とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第16回

道兼の哀れさに不覚にも涙腺が緩みそうになった回でした。道長の一言で父の呪いから解き放たれ…

いしまるゆき
3週間前
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【書くことの意味とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第15回

「源氏物語」を着想した(と言われる)石山寺の登場でした。 これまでも何度も登場した「蜻蛉…

いしまるゆき
1か月前
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【「己がため」とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第14回

前半は兼家の退場、後半はききょうの所信表明、とぱっきり2分割な回でした。 「お前は真っさ…

いしまるゆき
1か月前
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【出来た嫁とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第13回

パイプオルガンの荘厳な音色と共に始まった今回は、出来た嫁祭りな回でもありました。「どうする家康」もそうでしたが、今作も男性を支える女性の姿が数多く描かれています。今作は主人公も女性なので、その色が余計に強く感じられるのかも知れません。 上記の高階貴子さんも出来た嫁なら、彼女の娘定子ちゃんも出来た女性。「おかみの好きなもの、全部好きになります」とあっという間に一条天皇の心を鷲掴み。「何が好き?」と問われて、いの一番に「母上」と答えるマザコン殿御を丸っと愛する懐の深さ。流石定子

【失恋とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第12回

ラブホでフラれるなんて、そんなことある?な展開でありました。最近そういうの読んだはずって…

いしまるゆき
1か月前
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【家柄とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第11回

女子高生的恋バナの今後を知っている視聴者の心がざわついた回でした。 どうにかしてまひろと…

いしまるゆき
2か月前
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【使命とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第10回

国を変えるために本心を隠して政権のトップを狙うとか、完全に「サンクチュアリ」じゃん…。(…

いしまるゆき
2か月前
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【遠くの国とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第9回

本編後の「紀行」に心を掴まれた回でした。養成機関があるほど一度は栄えた散楽なのに、一度は…

いしまるゆき
2か月前
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【闇堕ちとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第8回

道兼を哀れに思っていいのかどうか、悩まされる回でした。脚本家の術中にハマり、何を信じて良…

いしまるゆき
2か月前
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【人を殺めるとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第7回

「卑きもののすること」として、直接手を下すことは決してしない藤原家。でも安倍晴明に命じて…

いしまるゆき
3か月前
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【おかしきこととは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第6回

悪役って、鮮烈な真実を述べることがありますよね。兄を傷つけようとして、道長は父の裏の思いを兄に直接ぶつけます。道兼は一瞬傷ついた顔をしますが、すぐに、「父のためなら幾らでも泥を被る」と切り返します。その上で、泥を被っているのは自分だけではない、と耳に痛い一言を返すのです。道兼は道兼で、切れ者なのです。その能力を他に活かせたら良かったのにね。 苦手は克服すべきもの、と思われがちですが、まずは、苦手がある自分を受け入れることから全ては始まるのです。 例えば私。人とのコミュニケ