同じ血が流れてるから

こわい。こわい。すごく怖い。
わたしもいつかこんな風になってしまうのか。
いつか結婚できて、子どもが生まれたら。

寝てる子を起こして缶コーヒー買いに行かせるのか。
子どもが泣いてるのを自分は眠いからと子どもに寝かしつけさせるのか。
「役立たず」「出て行け」「お前が悪い」
わたしが望んで生まれてきたわけでもないのに。
わたしが望んで生き続けてるわけでもないのに。
勝手に産んだくせに。
自分勝手な我儘で人を傷付けて、
それに気付けない大人になってしまうのか。

わたしには恋人がいるけど
時々当たってしまう。どうしようもないことで。
自分がそれですっきりするわけでもない。
相手は辛い思いをするだけ。
誰も幸せに近づくわけでもないのに繰り返してしまう。
気を付けようやめようと思っていても
気付けば相手を傷付けてる。
誰よりもいちばん傷付けたくないひとなのに。
自分の甘さ 弱さ
受け止めてほしいって感情が行動に出てしまって
こういうところもきっと 親の血を継いでるのかと思うと
「絶対子どもができたら ちゃんとした母親になる 幸せな家庭を築く」っていう目標も
もはや無理なのではと絶望する

でも絶望も甘えなのかもしれない
この甘えに打ち勝って 幸せな生活を送れるように努力すれば
それが実ればハッピーエンドになるかもしれない
生きていくなら 絶対に絶対にハッピーエンドがいい。