【ガチ就活フェスティバル参加企業インタビュー】株式会社桑野設計 編
皆さんこんにちは!
10月24日、dot.で初めての"マッチング型"就活イベントを開催します!
その名も『ガチ就活フェスティバル in dot.』
就活と名乗っておきながら、フェスティバルという…
スタッフの私もとっても楽しみにしているイベントです!
イベントの詳細はこちらから〜!
今回は、ガチ就活フェスティバル「昼の部(13:00 ~ 15:30)」に参加される株式会社桑野設計の紹介インタビュー記事です!!
共催の学生団体スマイリースが学生目線で素敵な記事を執筆してくれています!!ぜひぜひ最後までご覧ください〜!!
株式会社桑野設計 × 学生団体スマイリース
この記事はdot.主催就活イベント「ガチ就活フェスティバル」に参加される企業へのインタビューをスマイリースが学生目線で執筆したものです。
今回は、株式会社桑野設計へインタビューを行いました。
株式会社桑野設計 桑野 尚樹 様
株式会社桑野設計 代表取締役社長
趣味で最近テニスを始めた
空調や照明の設計をこなす設計会社
井上(インタビュアー / 以下略):今日はよろしくお願いします!早速ですが御社の事業内容や特徴を教えて下さい。
桑野 様(以下敬称略):弊社は大分県の大分市にある一般建築物の設計をする設計会社です。設計は学校、飲食店、フィットネスジム、体育館、商業複合施設など多岐にわたります。そしてその中でも照明、空調、防災の消防設備、給排水など「設備」という部分の設計に特化した会社です。
井上:設計に特化しているんですね!
桑野:はい、建築を行うにあたっては概ね3社による分業で行われていて、「意匠」という見た目や間取りをプランする会社、「構造」という建物の柱、梁などの大きさを決める会社、そして弊社のような照明、空調をどのようにつけるかなどを決める「設備」の会社によって成立します。
井上:なるほど。そのように分担していたのですね!
桑野:はい、なかなか認知度が低い分野ですので就労人口は少なく、たとえ別の設計会社に行っても積んだ経験が生きる職種ではありますね!
設計は技術職ですので誰でもできるものではなく、1年2年と経験を積み上げていった人とそうでない人との仕事の出来に大きな違いが出てくる仕事です。
なので転職したとしても次でも通用するという点では良い職種なのかなとは思っています。
井上:具体的にどういった仕事をしていますか?
桑野:そうですね。入社3年目くらいまでは95%がデスクワークで、CADと呼ばれる設計ソフトやエクセル、ワードを使って仕事をしています。また設計する中で必要な素材を探すためにカタログを見たりメーカーさんに問い合わせたりして聞いたりしています。
井上:ずっとデスクワークですね!残りの5%は何をしているんですか?
残りの5%の部分は建物を建てる現地に行って現地調査や役所、消防局に行って消防法や建築基準法を順守しているかなどの打ち合わせを行います。
前向きに学ぶ姿勢やひたむきに仕事をする方と働きたい
井上:設計というと建築学科のイメージがありますが社員さんは建築学科出身が多いですか?
桑野:分野でいくと建築学科や工学科にはなりますが、就労している人を業界でみても、専門学部系は6〜7割、理文問わずの入職は3割以上はあります。
もちろん学校で学んだことを活かせられる部分もありますが入ってからが勝負なので文系だから無理ということはないですね。
井上:ではどのような方が設計に向いていますか?
桑野:積極的に学ぶ姿勢や根気強さが求められるのでぼちぼち働きたいと考えている人や学歴で入ったからあとはゆっくりしたいっていう人には向いてないと思います。
この業界には資格もあるので資格を取ろうとか前向きな人は応援します。
井上:資格も大切な業界なんですね。具体的な資格を取る際のサポートはありますか?
桑野:設備設計には一級建築士、二級建築士、建築設備士という資格があり仕事に結びつく資格なので積極的に取得を促しています。取得には自動車学校のような感じで専門学校がありますので弊社ではその学費の初年度のみ半額を負担しています。
また私自身がそういった資格学校の講師もしているので勉強の仕方とかは教えることができますよ!
電気も水道も整備されていない、田んぼに複合施設!?
井上:これまでたくさん設計をされてきた中で一番難しかった設計はありますか?
桑野:そうですね。これは大分県でのとある設計依頼でしたが、畑と田んぼしかない平地に複合商業施設を作る案件でした。街中であれば電気や水道が通っているんですが、なにせ何もない土地だったので周辺設備の計画から建築基準法などの法律的な打ち合わせまでして2年越しに完成させることができました。
井上:田んぼに複合施設!?思い切ってますね。
桑野:なにより、電力会社さんなどに計画をお話しに行った時に「本当にここに作るの?」って疑いから入られるところが大変でした。
でも無事2年越しに完成したのでよかったです!今では電気屋さんや飲食店などが入る大きい施設になりました。
お客さんの目線に立った親切な設計図の提供がカギ
井上:難しい設計もこなされてきたということで、お仕事をする中での嬉しかったことはありますか?
桑野:やはりお客様がうちの仕事を気に入ってくれてまた依頼してくれた時や、お客様企業さんからのクチコミで他の企業さんに紹介をしてくれた時ですね。
信用とか信頼とかクチコミでひろがる業種なので仕事内容を見て他社へ紹介してもらえると嬉しいです。
井上:紹介してもらえるのは本当に信頼されている感じがして嬉しいですね!信用信頼してもらえるような仕事の秘訣はありますか?
桑野:設計は提供物がデータや紙の設計図なんです。意外と10人が見て10人が同じ理解をする表現をするということは難しいんですよ。なので、誰が見ても正しい理解ができるような表現になるように表現を工夫しています。
他社さんだとここまでしか書きませんといったような部分も、弊社では上からだけじゃなく横からみた図面を付けたりして10人がみて10人がわかるようにしています。
やはりそこに誤解が生まれてしまうと施工時のミスに繋がってしまい、最終的には建設主にご迷惑がかかってしますので丁寧で親切な設計図を提供できるようにしています。
社員のワークライフバランスを意識した仕組みづくり
井上:桑野さんは会社のどのようなところが好きですか?
桑野:そうですね。僕自身が意識的に「働きやすい環境」を考えてやっています。
例えば、弊社はデスクワークが多く体が鈍るので1週間に一度、就業時間内に散歩に行ってもらっています。
気の合う人同士で散歩だったり、中にはキャッチボールしたり近くのネットカフェで卓球したりする社員もいて体を動かしています。
井上:コミュニケーションにも繋がって良いですね!
桑野:あとは主婦の方もいるのでお子さんが風邪を引いた時やPTAの用事がある時は気兼ねなく行ってもらうようにして仕事とプライベートのバランスをとってもらっています。
うちの仕事は納期があるのでそれが守れるのであれば半日休んでも影響ないです。
井上:仕事とプライベートのバランスが取れる、家庭を持っても働きやすい環境ですね!
有給休暇も取りやすくなってますか?
桑野:はい、年間5日は絶対取らないといけないのでとってもらうようにしています。
またそれ以外にもとってもらうように促しています。
しかし有給休暇って2年で失効しちゃうんですよね。
井上:そうなんですか!?知らなかったです。
桑野:その中でどうしても有給休暇が取れない社員やあまり取得したいと思わない社員さんがいます。そういった社員さんには失効した有給休暇を日数に応じて現金支給をしています。
働きやすいとか公平感を生み出すことで社員のみなさんに働きやすいと感じてもらっているのではないかと思っています。
社長さんの失敗談
井上:社長さんこれまでたくさんのご経験をされてきてたくさんの失敗もあったかと思いますがその中でもおっちょこちょいな失敗を聞きたいです。
桑野:そうですね〜おっちょこちょいですか笑
大分は車で通勤する人がほとんどで私自身も車で通勤するのですが、よくぶつけます!
近年もう10年くらいもうぶつけてないですが過去には3回くらいはぶつけたことがありますね。
井上:おっちょこちょいですね〜!
桑野:あとは財布ごと、免許を2回無くしたことあります笑
井上さんは知らないかもしれませんが、免許証の12桁の番号の一番右はほとんどの人がゼロなんですよ。でも僕は「2」がついてるんですよね。
井上:それって・・・
桑野:そうです、免許証を無くした(再交付した)回数です。
〜学生に向けてメッセージ〜
新卒就活は人生で1回しか使えないゴールドきっぷです。
再就職と比べても圧倒的に有利な特権なので中途半端でなく真剣に考えてやって欲しいです。また学部学科で就職の選択範囲を狭めないで欲しいです。というのも社会人目線でいくと学校で学んだ知識は5%くらいしか活かせないと思っています。ただ学生生活で何をどう頑張ってきたのかが大事ですので、まずは広い目線で就職先の業種や職種を見渡してください。
執筆者
スマイリースの専属医担当 長崎大学医学部 井上湧太