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【イベント企画レポ】今知りたい、宇宙ビジネスのはなし

こんにちは!
dot.学生スタッフの外園心都です。
今回は自身初めてのイベントを企画&進行を行いました。

dot.としても初の宇宙港イベント!

この企画が始まったのは私の「池辺さん、宇宙港イベントってしないんですか?」の一言からでした。

初めはネットから調べることからスタートし、大分空港の記事などを読んでいきました。
そして、衛星「てんこう」に携わった株式会社DENKENさんやITの方向で関わっていこうとしている株式会社オーイーシーさんの情報もゲットしました。

また、民間を対象とした宇宙ビジネスを展開している株式会社minsoraの高山さんと面談をさせていただき、そこで宇宙港の本当の目的である宇宙旅行についてお聞きすることが出来ました。将来、海外旅行で10時間のフライトもなんと2時間で行き来することができるそうで、とても驚きです!


イベント当日の様子

イベントの様子(ケプラーの法則を解説中)

イベントでは、上記で述べているデンケンさんとOECさんをお呼びして宇宙ビジネスについての会社説明を行っていただきました。
そして次に、大分の宇宙港についてのクイズ大会を開きました!
なかなか宇宙港について知らない学生にも分かりやすい三択クイズで、クイズを通してみんなで宇宙港について学びました。
私がクイズで力を入れたのは、大分県出身で月のクレーターに名前が載っている天文学者 麻田剛立さんの説明の部分です。
麻田さんはケプラーの第三法則を独自で見つけた方で、そのケプラーの法則をわかりやすく解説するところに力を入れました。実はケプラーの法則は皆さんにも身近なものにつながってきます!


ケプラーの第三法則とは…

ここで軽くケプラーの第三法則について少しお話ししたいと思います。
ケプラーの法則には上のように三つの法則があります。
要約すると太陽系の惑星はそれぞれ決まった軌道で太陽の周りを回転しているということを表しています。

ここで疑問なのが、どうして決まった軌道で常に動くのか、です。
これを「惑星にはお互いに引き合う力(引力)がかかっていて惑星同士力が釣り合い同じ軌道上で動くことができる」と発見しました。この引力を万有引力といいます。ニュートンが木から落ちるリンゴを見て引力がかかっていることに気づいたのは有名なお話しですね。
重力は万有引力から遠心力を引いたものになります。
つまり、ケプラーの法則があるからこそ重力の概念が存在するのです。

もしこのケプラーの法則がなかったら重力という概念がないので、、、、

このように地球が平べったい板だという説がずっと信じられていたかもしれません。
ただ、今では人間は宇宙に行くことができ実際に地球が丸い球体ということは確認済みです。
ですが、普通考えて地球が丸いと裏側の人は逆さになって落ちてしまいます。人間は天井を歩くことはできないので、普通の人なら地球平面説に辿り着くと思います。
しかし、昔の人は宇宙に行かずに、どのような軌道を描いているのかを数学や星・月の動きで導き出し、地球は丸いと結論出しています。
つまり私たちに足りないのは客観的に物事を見ることです。主観的に見ると私たちは地面しか歩いていませんが、客観的に見ることで私たちに働いている力が見えるようになり、重力の概念がわかってくると思います。
そういったものの見方をすると新しいことを発見できるかもしれませんね。

重力については相対性理論(アインシュタイン)を読むとさらに面白いと思いますので、興味を持った方は読んでみてください!


対空時間を競う!紙コプター大会

紙コプターをグループで工作中


紙コプターのテンプレート

最後には滞空時間を競い合う紙コプター大会を行いました!
衛星を打ち上げて降下するときになるべく衝撃を和らげるために滞空時間を長くし、落下スピードを短くする必要があります。
今回はその滞空時間をどうやったら長くできるかを3つのグループでそれぞれ考え、紙プロペラで競い合いました。

私が事前に調べて作ったテンプレートを配ったのですが、意外とみんな自分で考えた形のプロペラを作っていて羽の形などを工夫していました!

優勝したぴょんぴょん丸(紙コプターの名前)は、羽の形がウサギの形になっていて植物の種の構造と同じ要素で滞空時間が長かったようです!
このように考えて作ることが、なかなか機会がないのでとても新鮮なグループワークになったと感じました!
そして多くのアイデアが出ることにも「なるほど!そんな考え方があるのか!」と感動しました!

優勝のぴょんぴょん丸


クイズの答えを考え中
差し入れもいただきました!満月イメージ
みんなで食べながらクイズに挑戦しました




最後に…


この宇宙港イベントを通して多くの学び出会いがありました。
宇宙港はとても未来があり、これから20年、30年先、私たちが宇宙と親密な関係になれるように、これからも宇宙港をテーマにしたイベントができるように頑張ります。

第二段の理系イベントにもご期待ください〜



池辺からメッセージ

むねとくん、宇宙港イベントお疲れ様でした!


プログラミング体験など、これまで学生限定の理系イベントは開催したことがあったのですが
企業と学生が交流する理系イベントはなかなかハードルが高く、手が出しづらい領域でした…

むねとくんから宇宙港の話を振ってくれた時、
それだ!!!!!と衝撃が走ったのを覚えています。
(確かあの時スタッフになってまだ1ヶ月くらいじゃなかった?)

そこからあれこれ一緒に調べたり、色んな人にご相談したり…

気付けば私もかなり宇宙港に夢中になっていました。

今回のイベントで特に印象的だったのは、
宇宙港や宇宙ビジネスについて、まだまだ未知な部分が多いということ。

闇雲に「宇宙港はすごいんだぞ!」と長所だけをアピールするのではなく、
企業としてどう収益化していくかという課題や、懸念点なども聞くことができました。

壮大なプロジェクトだからこそ、決して簡単な取り組みではないということが分かりました。


…でも、やっぱり「宇宙」ってワクワクします。

みんなで空力抵抗の実験をしたり、
宇宙旅行が実現できる世の中を想像したり、
クイズや実験を通して、きっと宇宙ビジネスの根幹にある「ワクワク」を共有することができました。

今たくさんのオトナが関わっている宇宙港。

実際に大分県から民間人が気軽に宇宙旅行ができる世界が実現できるまで、何十年もかかるかもしれません。
今活躍しているオトナ達は現役を引退しているかもしれない。

だからこそ、
次世代を担う新社会人に「宇宙旅行の実現」というバトンを受け継ぐことの凄さとロマンを感じました。


何事もまずは知ることから始まります。

ただ宇宙港についてPRするのではなく、
オトナと学生がみんなで宇宙港をキーワードにこれからの大分について考え、議論し合う、
そんな時間をこれからもdot.で作っていきたいなと感じました。アツイ!!!



むねてぃ素敵なイベントありがとう!お疲れ様でした(^^)
むねてぃのおかげで、私も宇宙港の実現を夢見る一人になりました!

最後になりますが、
今回のイベント実現にあたりご協力くださった企業の皆様、県庁の皆様、
本当にありがとうございました。



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